玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

開会式を見ない自由

2021-07-26 11:17:35 | ブツブツ

確かに阿部兄弟の金メダルは目頭が熱くなった。これからも、こういうシーンがいっぱいあるだろう。そのたびに涙腺が緩むよ、年寄りだから。

だが、私は「開会式」を見ていない。私には開会式を見ない自由がある。まだ現憲法であるうちは、私を捕縛する法律はない。「今回のオリンピックは最初から間違えていたのではないか」と言う自由もある。

振り返れば、私は石原慎太郎が嫌いだ。小沢一郎も怖かった。しかし、橋下徹が出てきたときに、この国の変調に気づいた。

そして、おとなしそうな顔して、後藤健二さんを見殺しにしたときに安倍晋三という自分以外の人間の命を軽く考える男の害悪に気づいた。そして、その横で手足となって動いていた怪しい官房長官の気持ち悪さを感じた。

その男はどこかの外国メディアに「オリンピックを中止することは簡単だ」と言った。

いや、それは明らかに違う。「君にはオリンピック中止を国民に説明できる能力も信頼も、そして人格もない」だから、「安心・安全」という題目を唱えて進むしかできなかったのだよ。

それぐらいの自己分析もできない男だから、独裁者にもなる危険がある。自らの無学を反省せず、他者を拒否し排除する反動に変える人間は、この国の首相にはふさわしくない。

自民党は安倍の後任の人選すらまともにできなかった。この党は自ずから潰れていくのではないか。

近頃は地上の汚いものばかり見るから、空が雲が目に残る。

コメント
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