オリンピックの金メダルはGDPの何百億円に値するとか。経済学者はそういうかも。
男女混合ダブルスの卓球で中国に勝てた。経済で抜かされた中国に一矢報いた感じがするが、負けた男女ペアは中国では国の恥だと言われているとか。その二人が中国に帰ってどういう扱いを受けるか心配だ。
スガはオリンピックの思い出として女子バレーとかヘーシンクを得意げに語っていたが、その後の重圧に負けた円谷もいたよね。今回もアメリカの女子体操の選手が重圧で棄権をした。
確かに金メダルはみんなが喜ぶ。だが、…少し経てば国民は忘れる。
金メダルはGDPでもなく、確かな精神的な高揚でもない。今のこの国では、コロナの辛さを一時的に忘れる興奮剤のようなものかもしれない。
金メダルの受賞者のゆかりの地に金色の郵便ポストができるとか、TVで見た。嘘のような話で確認もしたくない。本当にやるのなら、さすがにセンスのない気色悪い国(内閣官房だそうだが、…)だね。
今回のオリンピックで非常に嫌な事があった。開会式に一万個の弁当が注文され、四千個が廃棄されたという報道があった。開会式の観客は950人だったような、…。どこからこんな数量が出てきたのか!これも関係業界への配慮なのか。
この地上ではどれだけ人々が飢餓に遭っているのだろうか。近頃は、コロナ禍で明日の食べ物に困る人もいるはずだ。この決定的なミスはどうにかならなかったのかなあ。
せめて事前に察知して、上野公園の食事サービスなどに有効活用して欲しかった。
組織委員会の説明は「善意で作った人の気持ちもあるので、…」と取って付けたような業者擁護が余計に腹が立つ。「じゃ、弁当は無料ボランティアだったのか!と聞きたい」どうしてそうなったのか、徹底的に究明するメディアもない。
この国の政治、社会の歪みが異常なオリンピックの厄災と妙に呼応していることが新型コロナように怖い。世の中は金メダルで浮かれているけれど、とても気になる事件だ。
ワクチンの副反応のための解熱薬を買いに行ったが、既に売り切れていた。代替の薬を買ってきた。これが国民に課せられた「自助」努力なのかな、…。