玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

信用できない機関・組織

2023-05-26 12:59:14 | ブツブツ

コロナ禍で政府の打つ施策のダメさ、医系技官のイイ加減さ、警察官僚の出世主義、官邸記者クラブの茶番劇、すべてアベ・スガ・キシダ政権の10年間で行われてきた。

10年は一つの区切り、國の性格・方向が変わり得るに十分な期間だ。

この国の庶民は、政治家は昔からあまり信用していないが、自分達の眼となり声となって、マスコミが政府の監視や批判してくれると思ったが、昨今は全く期待はずれである。

近頃は、ジャニーズ問題で60年間も放置してきたというから全く信用ならない。

そして、警察も逮捕状を直前で引っ込めさせたと噂される高級官僚が警察組織のトップまで出世するのを眼の前で見せられる。

これじゃ、政・官・財そして、報道(メディア)まで信用できなくなったら、この先にどんな変事が起きてもおかしくない。

周りや昨今の出来事を見ていると、もっと嫌なことが起きそうな気がする。ただ無いことを祈るだけ、…。

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メディアの非民主化傾向

2023-05-25 16:39:31 | 時事

国民の「知る権利」に対して、恣意的に伝えない、或いは、捻じ曲げる、時に「伝えない自由だ」と開き直る。こんなマス・メディアに誰が金を払おうか、誰が視聴しようか。

かつてそういう時代があったが、それが最も顕著だったのが新聞の検閲や統制のあった戦前である。今は企業経営的な理由か、政治権力者や広告企業等の強い人々に対して頭を垂れ、または媚を売る卑屈なマス・メディアとは永別したいものだ。

ツイッターを見ると、先ごろの広島G7会議でかなりの反対デモがあったことを知った。ウィシュマンさんに関しての抗議デモもかなり行われていることが解った。

そうした政権に都合の悪いことを報道しない、報道しても目立たないように小さく報道する。

21世紀のメディアの方向性は自ら選んだ道なのか、それとも右傾自民党政権の何らかの圧力なのか。そのことの解説も批判もなく、コメンテーターの顔は古い漬物のような萎びた顔ばかりだ。ニュースと云えばWBCの余韻に浸っているだけ。

マス・メディアは国民より一足先に、しかも勝手に「新しい戦前(軍事化・軍國化)」に戻って行こうとしているような気がする。

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嘘をつき通せば

2023-05-24 14:48:13 | つぶやき

嘘をつき通せば、逃げ切れる世の中になった。「知ってる、知っているはず、知らないはずがない」と言われても知らないとしらを切り続ける、時間の堆積が嘘を覆い隠すのかもしれない。

アベ・スガ体制が嘘をつき通せば、何とか逃げおおせるということを証明してしまった。

今芸能界でも大手プロダクションが「シラナカッタ」と嘘をつき通そうとしている。

ネットの情報だが、くだんのプロダクションにも警察関係者の天下りがあると聞いた。特に大手企業では悪いことを隠してもらう為に警察官の天下りを喜んで受け入れているのではないか。

警察が江戸時代の岡っ引き程度の正義感しかないとしたら、・・・。全く情けないことである。そんな程度の国ならば、韓国やドイツにGDPを抜かれてもしょうがない。

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市井の近現代史(4)

2023-05-23 10:29:50 | 近現代史

―なぜ日本は真珠湾攻撃で宣戦布告をしなかったのか―

北岡伸一は「ああした形で通告が遅れ、日本国民が卑劣であるという不当な非難を長く浴びせられることになった。その責任はどこにあるのか」という問題を提議をする。

アメリカが日本を戦争に仕向けたというならば、日本も最低線のルールとして30分前に交渉打ち切りの通知をすべきなのに、タイプが下手な外交官のお蔭で通知が遅れ、結果、卑怯と言われてもしょうがない。その責任は外務省にあるという論理を展開する。【北岡伸一『日本の近代-政党から軍部へ―』中央公論新社】

この国は奇襲も「戦の美学」としていた歴史があったのではないか。義経の一ノ谷、壇之浦、信長の桶狭間の時代から「奇襲も戦術」の一つなのであろう。

タイプが遅くて宣戦通知が遅れたという致命的なミスという筋書きは、日本大使館の外交官が十分に示し合わせた一種の欺騙行為であろう。

アカデミックな歴史家が最も嫌う状況証拠ではあるが、その時の大使館の責任者二人(井口貞夫・奥村勝蔵)は宣戦通知の遅れを咎められることもなく、戦後は外務次官まで登りつめている。奥村に到っては、昭和天皇とマッカーサー元帥の会見の通訳まで勤めているのである。

大使館員のタイプ・ミスは奇襲作戦の片棒を担いだ辻褄合わせとしか思えない。土台30分前に「交渉決裂」の文書を敵国に渡しても、それが国際法において、そもそもが「宣戦布告」にはならないのである。同じ趣旨のことを五百旗頭真も言っている。【井口武夫『開戦神話』中公文庫】

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市井の近現代史(3)

2023-05-22 16:46:27 | 近現代史

―あの戦争は仕掛けられた―

市井の学者や街の歴史家たちは「日米戦争はアメリカに仕掛けられた」と言う事が多いです。そして、ルーズベルトは真珠湾攻撃を知っていた。日本に奇襲させてアメリカ国民を激怒させて、チャーチル英国首相との約束通りに第二次世界大戦に堂々と参加していった。そうした筋書きで語られることもあります。

孤立主義(モンロー主義)の国民を説得する為に、日本という裏口を使ってドイツに対する参戦を果たしたという「バックドア・セオリー」がアメリカでも指摘されています。

日本のアカデミックの代表とも言える、北岡伸一は「大統領があの時期に真珠湾を日本が奇襲することを知っていたという証拠は出ていない」と云います。秦郁彦も同じような趣旨を述べています。【北岡伸一『日本の近代-政党から軍部へ―』中央公論新社】

「証拠」がないから「無効」という歴史の捉え方というのは、単に完璧なる文献、文書主義と言うのでしょうか。

例として些か均衡しませんが、西山太吉(元毎日記者)は後に公文書公開から日米の沖縄返還の密約が立証されましたが、彼の復権は果たされませんでした。また、その密約による日米関係史の分析も無いようです。

 

 

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