「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「これも秋のスポーツ!」

2023年10月10日 | スポーツ・観戦

                     

賛否両論が渦巻くNPB、日本プロ野球機構の怪ともいえるのが、CSと呼ばれるクライマックスシリーズではなかろうか。
セ・パそれぞれ6チームが、ペナントを賭けて1チーム143試合を戦う。その結果勝率の最もいいチームがリーグの覇者となる。ここまでは何の異論もない。ところが、1年間の最強チーム即ち日本一を決めるのはまた別な戦いの方式があるということ。

セ・パそれぞれペナントを制した優勝チームはとりあえず置いといて、日本一を争うのは、セ・パ両リーグの3位以上のチームが改めて戦って、その勝者同士が今一度覇を競うというややこしい方式である。今年のセリーグで言うなら、ファーストステージが2位の広島カープと3位の横浜DNeが3試合制で戦い、先に2勝したチームがファイナルステージに進む。待ち受けている首位の阪神タイガースと7試合戦う。但し、優勝チームへのアドバンテージとして1勝が付与されているので、実質6試合戦って、ファーストステージの勝者は4勝しなければならないシステムである。

そんなややこしいことをせずに、セの優勝者とパの優勝者を戦わせてさっさと日本一を決めりゃいいじゃないの。というのが常識的見解である。
ところがどっこい。プロ野球機構の収益を上げるための絶妙の方策なのである。言うなれば打ち出の小槌と言っても過言ではない。CS制度があれば、完全な消化試合、つまり観客が集まらない、盛り上がらない、収益が上がらない。ないない尽くしの試合は極端に減る。

そこへいくと、CS制度は、ペナントは逃しても上位3チームへの生き残りをかける熾烈な戦いは最終盤まで続く。観客は熱く応援する、盛り上がる、収益が上がるという方式である。高額所得者の多いプロ野球。如何に収益を上げるかがチーム運営のカギとなる。ちなみに今年のカープさん。地元マツスタでファーストステージを戦う。3試合行った場合、素人目算でも4億円の収入は固い。もしも阪神とのファイナルステージを戦えば総額6~7億円の増収が見込まれるではないか。これは美味しいよね~。取らぬ狸の皮算用ではあるが。なかなかの知恵者がいるものではある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スポーツ沸騰!」

2023年10月09日 | スポーツ・観戦

                  

スポーツの秋と言われる。まさに秋たけなわ、スポーツ沸騰の季節を迎えている。アツイ!という言葉がお似合いである。
世界のベスト8入りを果たし、さらには前人未到のベスト4を狙おうかと言う勢いで乗り込んだフランス、ナント。間違いなく期待に応える戦いぶり、感動を呼ぶ戦果を見せてくれた。最後はベスト8決勝トーナメント入り目前でアルゼンチンに破れた。口惜しい、ほんとに惜しかった。
しかし結果はそのまま受け止めるしかない。ニッポンよくやったと拍手を送ろう。

このままでは終われない。4年後にはまた新た選手、新たなスタッフで戦略・戦力を練り直し、再び桜のユニフォームを見せてくれることに期待したい。
ラグビーは惜敗したが、ニッポンスポーツ界が色々と幅広く燃えている。
男子バレーボールは、2008年北京大会以来の自力で、来年のフランスオリンピック出場を決めた。オリンピックへは長い長い道のりであった。

バレーボールは、世界ランキング24チームが3組に分けられ予選を戦う。そろぞれの上位1位と2位がオリンピック出場権を得る。
まさに久しぶりのバレーボールニッポンが世界に出て行く勝利である。その他にも数々の種目でオリンピックに名乗りを上げている。オリンピックが最高と言うわけでもないし、究極の目標だとは決して思ってはいない。血を吐くほどの努力をして得た五輪切符は尊いと思う。しかし、五輪切符が取れなかったら努力が足りないなどとはなおさら思わない。結果も大事だが、目標に向かうプロセス・努力こそが大切だと思っている。スポーツの秋、いいねー。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フランスへの切符」

2023年09月02日 | スポーツ・観戦

                                              ついに手に入れたフランスへの切符。いまバスケットワールドカップが面白い。

             

              
                山口県柳井市出身、司令塔 河村勇輝選手 ごく親しい人のお孫さん 

               

 1976年以来48年振りオリンピック出場権を得た。

 あと1勝すれば、というところまで来ていたニッポンバスケ。山口県柳井市出身、22歳の若き司令塔河村勇輝君の活躍もあって、カーボベルデ 

 に勝って、アジア1位通過フランスオリンピックへの道を開いた。

 多くを語らず、今この一勝の興奮を抱いて眠りにつくとしましょう。おめでとうニッポン!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「107年振りの」

2023年08月23日 | スポーツ・観戦

              
               
                  その瞬間、ホームベース前で歓喜の雄たけびを上げる 慶応高校ナイン
  
        あぁ栄冠は慶応に輝く                     昨年の覇者連覇ならず 準優勝 仙台育英高校

連日の猛暑にもめげず、甲子園球場を舞台に熱い戦いを繰り広げた「第105回全国高等学校野球大会」。
昨年の優勝校宮城県代表仙台育英高校と神奈川県代表慶応高校が優勝旗をかけて戦った。
結果はご承知の通り、なんと107年ぶりという途方もない長き年数を経て、慶応高校が悲願の優勝旗を神奈川県にもたらした。

日本全国の高校野球チームは3500校近くに及ぶ。中には、一校だけではチームが成立せずに二校・三校合同のチームもある。
そうして地方予選を勝ち抜いた49チームが甲子園に集う。まさに小中高で野球に親しんだ者の聖地であり、当面の目標の地である。

いつもの通り、最初は白かったはずのユニフォームがグレーから真っ黒に変わり、汗と泥にまみれてたった一つの白球を追いかける。その結果汗と泥と涙と笑顔に彩られた人間ドラマが生み出される。体力温存と熱中症対策のおこもりさんで高校野球を堪能させてもらったこの夏。
意外な好プレーや球際の強さにことさら目を光らせた。そうやってジジの目と感覚を養い、孫君へのアドバイスの糧にするのである。内野守備には一球ごとに、一瞬ごとに異なる対応が求められる。「頭を使いなさい」「一瞬の状況判断を誤らないように」「他の内野手との気配り・目配りを大切に」などなど、日を追うごとにジジの注文は厳しさを増す。もちろん、褒めてやることも忘れてはいない。

そして一つの暑い夏が終わった。今日は珍しくこちらにも恵みの雨が降った。だが、蒸し暑さと高温は続き熱中症対策は叫ばれるのだろう。
これから秋半ばまではプロ野球広島カープの戦いに注目しよう。やっぱり野球からは離れられんのかね~(苦笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一つの夏の終わり!」

2023年07月25日 | スポーツ・観戦

中学校入学と同時に汗みどろになって大好きな野球に取り組んできた3年生野球部員。彼らにとって最後の大舞台となる山口県中学軟式野球選手権大会。
いい仲間、いいメンバーそしていい指導者に恵まれて、今日まで目いっぱい頑張ってきた集大成の戦い。それも地方大会を順調に勝ち上がり県大会2日目のベスト4を目指して、オーヴィジョン下関球場にやってきた。
        
                  スコアボードのスターティングメンバ―に孫君の名前も
    
           試合前の入念な素振り練習                  劣勢の展開に試合途中のミーティング

              
                  劣勢を挽回できないまま涙の敗戦。監督以下全選手応援団に一礼
連日の猛暑をものともせず頑張る選手・監督・養護教諭、そして保護者&応援団。それぞれに必死で戦う集団を作り上げる。高速をすっ飛ばして片道2時間半を、婿殿運転のクルマに同乗させてもらい、途中居眠りも出来るジジは楽である。
でもね、肩を落とし大粒の涙を流す試合後の大男たちに「よくやった!今日は負けたけど、ジジたちをここ下関まで連れて来てくれたのは君たちの力があったから」と、正直な感謝の気持ちで背中を叩いてやれるのは年の功でもある。

3年生はこの大会で野球部員は卒業することになる。これからは本格的な受験勉強が待っている。今日の負けは素直に受け入れて、今までのガマンと努力を次なるステップにぶつけて欲しい。
孫君はまだ2年生。ここから中心的な立場になる。益々成長していくためには、今日の敗戦を大きな肥しにしなくてはならない。「負けの悔しさの中にこそ次なる勝利へのヒントがある」。そんな精神修養みたいなことはまだ理解できないかもしれない。そんなところを繰り返し繰り返し話ができるのがジジの役目と心得よう。

暑かった、実に暑い数日であったが、快進撃を続ける広島カープの戦いとはまた違った熱い戦いを見せてもらった。一つの夏の戦いが終わった。
同時に新たな夏の始まりでもある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「遠足日和」

2023年04月27日 | スポーツ・観戦

                
                     入賞賞品やラッキープレゼント待つ閉会式

25日に予定されていた隣村でのグラウンドゴルフ大会。1ケ月も前から我が同好会のメンバー3人がエントリーして楽しみにしていた。残念、当日は降りしきる雨で2日後の今日に延期された。幸い絶好のゴルフ日和に恵まれた。
高齢者3人がそれぞれのカミさんの手作り弁当を詰めたリュックを背負い、1台のクルマでお出かけ。気分はまるで遠足を楽しむ小学生みたい。

山口県東部をネットして当初230人が参加予定だったという。雨による2日の延期で50人近くが欠席し180人余の大会となった。
腰が曲がっていようがガニマタであろうが、クラブを振ってボールを飛ばせられればメンバーに加われるグラウンドゴルフ。
大会参加の歴史の浅い我々は、まだ顔も売れていないし馴染みも薄い。だけど、参加することに意義を求めるスポーツとあって、どこへ行っても上手でなくても歓迎される。

絶好の日差しを浴びながら「惜しい!」「もうちょっとだったね!」などと慰めたり慰められたり、兎に角一生懸命プレーするのがいい。
ゲームを半分終えた頃がお昼時。卵焼きや空揚げを突っつきながら談笑する集団。笑顔笑顔笑顔が重なる。はるか昔の遠足を思い出して苦笑する。
勝っても負けても和気あいあい。180人もの成績を集計し発表するにはかなりの時間を要する。閉会式の進行も遅々として間延び。皆さん慣れている様子で焦る様子もない。ゆったりのんびり参加賞ほかラッキープレゼントが当たればホクホク。

この緩さ加減がちょうどいい。こうして一日の時間が有意義に過ごせることはありがたい。しばらく忘れていた遠足気分復活である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「WBC」

2023年03月10日 | スポーツ・観戦

                    
                     世界の注目を集める二刀流 OHTANI

WBC「ワールドベースボールクラシック」 野球の世界選手権。世界中で野球の一番強い国を決めるために、世界、特にアメリカ野球界で活躍する日本人選手の実戦を間近に見られるという、野球ファンにとっては夢のような大会。というのがざっくりの説明である。
私たちグラウンドゴルフのメンバーも朝の挨拶が「ゆんべの野球見た?」「WBCでしょ」となる。おまけにグラウンドゴルフの公園沿いに歩く犬の散歩中のお母さんからも「WBC見たかね?」と声を掛けてくる。それほどに、日本中を盛り上げている感じの野球の世界頂点を目指す戦い。

顔ぶれを見るだけでも身震いしそうな興奮を覚える。名前を聞くだけでワクワクさせられる。一つ愚痴を言うなら、我らがカープ出身の鈴木誠也君の姿が見えないことだ。それもまあケガによる急遽欠場だから仕方ない。それにしても出ている選手の顔触れは絵になるね~。

そんな中でも言わずと知れた大谷翔平選手。アメリカの伝説ともいえる名選手ベーブルースの実績を越えて益々円熟味を増す、超一流の投手であり超一流の打者である。一口に「二刀流」というにはあまりにも野太い実績の持ち主。いいね~ いい男だね~ いい選手だね~ ものすごいピッチャーだね~ ものすごいバッターだね~。何をやっても絵になるね~。

そうは言いながら野球とは9人でやる団体戦であり、名だたる名選手ばかりを集めてはいても、勝負事ゆえの運・不運はある。ゆめゆめ油断なきよう、慎重に謙虚に、選手一人ひとりが自分の持っている力を発揮して頂点を目指して欲しい、そのひたむきな姿を応援している。ファイト!!JAPANN!!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「応援!!河村勇輝君」

2023年02月25日 | スポーツ・観戦

                   
                  2023.2.25(土)中国新聞本誌スポーツ欄 より

日本バスケットボール界の若きエース「河村 勇輝」君。今日の中国新聞本誌スポーツ欄に、写真入りのインタビュー記事が掲載されていた。
W杯出場への意気込みを問われて
「僕自身の夢であり目標が、世界で通用する選手になるということなので、そこを試せるぴったりな大会。絶対に世界で通用するという準備をこの半年間でやっていきたい。日本開催でバスケットの知名度を上げるための一つの大きな大会でもある。そのためには結果が絶対に必要になってくる」と壮絶ともいえる意気込みを語っていた。

今や多くのスポーツで、日本選手が世界で大きな結果を残したり、逆に日本選手が世界をリードする種目も数知れない。
そんな意味からも、身長172cmはバスケット界では小柄であるにもかかわらず、その俊敏な動作と体力で世界に君臨する日を夢見る姿。文句なし応援したくなる。で応援すべきである。

他でもないが、河村勇輝君の祖父母とは昵懇の間柄である。特にお爺ちゃんは、かつて同じ職場でまさに同じ釜の飯を食ったお仲間である。
しかも中学時代柔道部の2級先輩で、優しいお人柄は周囲のだれからも親しまれていた。やがて会社勤めから一転政界入り。山口県議会議員を長く勤められ、惜しいかな若くして病魔に襲われ他界された。返す返すも惜しい人を亡くした思いは、数十年経た今もこの胸にしっかりと宿っている。政界入りで退職される送別会では、駅前のスナックを借り切って派手に騒いだのを思い出す。幹事として張り切ったものだった。

勇輝君のおばあちゃんは、これまたご縁があって私の退職後の趣味の会でご一緒になって、お互い切磋琢磨して作品のレベルを上げる競争をした人である。要するに河村勇輝君は、とても近しいご夫婦のお孫さんなのである。ご両親は全く存じ上げないが、お爺ちゃんおばあちゃんとのご縁で、こんなハイレベルなお孫さんの話が出来るのは、中学校で野球を頑張る孫君を応援するこのジジの気持ちを高めてくれる。とてもとても追いつくどころか傍にも寄れないだろうが、一つの目標として気張って欲しいよ。今は夢を見る時期なのだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「レノファ、開幕戦勝利!!」

2023年02月18日 | スポーツ・観戦

          
           勝利の瞬間、盛り上がるスタンド                   勝者の笑顔  
         
        名塚善寛監督、勝利インタビュー(ホッとした笑顔がいい)        ヒーロー矢島慎也選手

新型コロナウイルス感染状況も表面化している数値の上では少しずつ下火になっている気はするが、ワクチン6回目の接種が準備されたり、個人の感情としてはまだまだ安心の域ではない。
三寒四温と言われる季節も結構厳しい寒さが続いたり、冷たい春雨に見舞われたりすると、どうしてもふさぎ勝ち、うつむき加減にさせられる。

そんな小雨の中で嬉しい出来事があった。一つは、山口県を代表するプロスポーツと言ってもいいサッカーJ2のレノファ山口。
地元山口維新みらいふスタジアムに大宮アルディージャを迎えての今シーズン開幕戦をテレビで応援。前半を0対0、熱戦の中で後半へ。ついに1点レノファ先制。後半の猛攻を繰り返す大宮、必死に耐えるレノファ。早く試合終了のホイッスル鳴れよ!祈りが届いてそのまま終了。1対0の勝利。開幕戦勝利はなんと4年振りという。何はともあれ開幕戦勝利は幸先がいい。頑張れレノファ!!

地元山口のチームだからサッカーであっても応援はする。でもやっぱり気持ちの中が燃え上がるのはあの赤ヘル、カープの活躍である。沖縄に移動して実戦的なキャンプを張っている。先ずはAクラス入りを期待したい。

そしてもう一つのいいことは、極めて個人の趣味としていることなのでどっちゃでもいいことではあるが、忘備録としてここに遺しておきたい。
毎日新聞はがき随筆の世界で、昨年1年間の投稿総数1805編、そのうち新聞掲載作品617編の中から選者によって抽出された15編のなかに、図らずも小生の名前が連なったということ。小さな小さな世界であるが、今後の励みにはなる。感性をさび付かせないよう心掛けたい。また明日から!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「タスキをつなぐ!」

2023年01月15日 | スポーツ・観戦

                 

世にスポーツと言う名は数々あれど、純粋な日本が発祥となるスポーツは多くない。が、今や「駅伝」(エキデン・EKIDEN)は世界に広がっていると聞く。
発祥の経緯は諸説あるようだがそのひとつに、その昔の書簡伝達は人間の脚で走ることでいち早く先方に届ける「飛脚」という職業にゆだねられていた。東海道五十三次のように、宿場から宿場をつないで交代で走り続ける。それをスポーツ化した、頭のいい人がいたというか先見の明を持った人がいて、現在の一大人気スポーツに発展させたということらしい。

暮れには全国の高生生男女が都大路を走る全国高校駅伝がある。正月元旦は、全日本実業団の代表による「ニューイヤー駅伝」として定着している。正月二日三日は、選ばれた大学20校による箱根山を越える「箱根駅伝」が衆目を集める。そして1月半ばには天皇杯・皇后杯を競う全国都道府県対抗駅伝が、男女に別れて行われる。
今日はその皇后杯、女子駅伝が都大路を駆け抜けた。

それぞれの都道府県を代表する、中学生・高校生・一般社会人が9人でチームを作り、ゴールを目指してタスキをつなぐ。
受けたタスキは何が何でも次の走者に渡す・つなげる。つなげなくていいのはアンカーだけ。といっても、アンカーは今年の成績全体を来年の新チームにつなげる役割を背負っているのかもしれない。いわゆる責任重大、重いタスキを肩に掛けて走ることになる。一人が何人を抜き去る頑張りを見せても必ず最終結果につながるわけではない。またその逆があっても結果的な成績は全員が背負うことになる。考えようによっては、厳しい感じがしないでもない。

人間社会にも似たようなことはある。円満で幸福な国家を受け継いだリーダーは、そのタスキを円満で幸福なままを後者につないで行くべきである。ところが、安っぽいリーダーが突如不満や不安を抱くと、その不安や不満への憎悪を増幅させて、気に入らぬものは潰しても構わない論調を後者に受け継がせてしまう。無謀な侵略戦争や国内紛争の絶えない国は、自身の中に芽生えた怨念をそのままタスキとしてつなごうとしているのではないか。

駅伝本来の目的は、一人一人が精一杯の幸せを求めて努力する尊さをタスキに込めて次につないでいくことである。駅伝発症の国NIPPONが、その貴重な精神を世界に伝播していきたいものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい