「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「名残のさくら」

2009年04月13日 | 季節の移ろい・出来事
ここんところの夏到来を思わせる行楽日和に乗せられて、隣接の町にある美術館に行ってみた。
開催中の「心のコトバ書道展」をゆっくり見学してきた。 地域生活支援センター「トライアングル」という障害者の支援団体が企画・運営して今回の書道展になったという。

日々、心に残る言葉を貯め込んでおいたものを、書道展に向けて毛筆でその思いをしたためる…そんな感じの力作揃い。 「書」としての値打ちはよく分からない。しかし、それぞれがそれぞれの思いを言葉にして、「書」というほとばしりで、思いを伝えたいという願いがよーく伝わって来る。

        花はもともと 美しかった
        空はもともと 広かった
        海はもともと 青かった
        山はもともと 高かった
        人はもともと 優しかった
            ぼくはそれが わかった気がする

その他にも珠玉を思わせる心の動きが伝わってくる。

        きれいな大きな ひまわりも 小さな小さな種だった
        
        本気で笑えるやつは 本気で生きてる

素朴にして明快。素直な心に宿る素直な言葉。 春風にも似たぬくもりある爽やかさをお土産にもらった。
美術館を出た道路向かいに庁舎がある。その一角の遊園地に、今年のさくらの名残を思わせる見事な枝垂れ桜が満開を誇っている。思わずシャッターを…。

“心のコトバ書道展”を見た余韻にひたる気持ちに、満開の枝垂れ桜の美しさと爽やかさがが見事に重なった。

         ( 写真: 咲き誇る満開の枝垂れ桜、見惚れる 2009.4.12 撮影 )  
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい