「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「おくに自慢」

2009年05月27日 | つれづれ噺
我が住む町の「おくに自慢」当然ながら幾つかある。穏やかな溢れる人情もその一つ…かな。
それより何より取って置きは、やはり錦帯橋である。世界に誇る木造建築のアーチ橋技術は、代々受け継がれた地元棟梁の職人技によって支えられてきた。

優雅さと秀麗さを併せ持つ錦帯橋の全景は、やはり岩国城の天守閣からの眺めに勝るものはない。
第一橋から第五橋まで、全てが完璧に見渡せるのも、まさに天守閣からである。
たおやかさの中に、しなやかさと、したたかな強さと美しさを秘めている。まるで、見目麗しく情けある女性を形容する言葉がピッタリの錦帯橋。

数少ないおくに自慢の一つであるが、飽くまでもおくに自慢止まりである。
というのも、世界に認められる文化遺産、いわゆるメジャーな世界遺産には至っていない。

あれこれ活動団体が、署名活動などの運動を起こして、世界遺産登録の機運も盛り上がっているところではあるが、現在のところ、遠く及ばず、周辺の条件整備が待たれているやに聞いている。 私自身、強くそう思っている。

人類の宝である文化財や自然を保護していくために世界遺産がリスト化されている。戦後欧米で文化財・自然保護が進む中、エジプトのアブシンベル神殿保存の国際協力を契機に、世界遺産条約が1972年に結ばれた。リストは同条約に基づき、世界遺産委員会が作成する。…と明記されている。

文化遺産…顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など
自然遺産…顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地などを含む地域
複合遺産…文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産
このような条件を満たさなくてはならない。(インターネット引用)

法隆寺・姫路城・厳島神社・広島平和記念碑(原爆ドーム)など、11の文化遺産と3物件の自然遺産、計14件が、現在我が国の世界遺産と認定されている。出来れば15件目に、堂々とした周辺整備・認定条件クリアーの上で、この岩国が誇る秀麗な姿の錦帯橋を登録されたいな…と願う控えめな市民の一人である。

       ( 写真: やっぱり素敵な、岩国城天守閣から眺める錦帯橋全景 )
コメント (10)
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