我が住む町のおくに自慢。錦帯橋しかないのか……と思われる向きもあろうか…と心配になった。
そこで、責めてベストスリーくらいは連載するべきであろうと考えるに至った。
極めて独断と偏見に満ちあふれた選択で恐縮ながら…。昨日に続き、我が住む町のおくに自慢第2弾といえば……。
あれこれある中でやはり、ふるさとが生んだ文豪「宇野千代」であろう。
作家としてだけでなく、その卓越した女流実業家資質、デザイナーとしての異彩を放つ才能など、間違いなくメジャーな存在である。と、彼女を顕彰する会員の一人として推薦したい。
小生如きが語るまでもなく、数多くの文学作品は衆知の通りである。
中でも、第10回野間文芸賞・第9回女流文学者賞を併せ受賞した、ふるさと岩国を舞台に描いた「おはん」はあまりにも有名である。その後ドナルド・キーンの英訳本がアメリカ・イギリスでも刊行されている。
26才で短編集「脂粉の顔」を処女出版。その後「淡(薄)墨の桜」「恋愛作法」「幸福論」などなど、女性特有の深みのある優しさ、幸福とは何か…との問いかけをテーマに珠玉の作品が、きら星の如く残されている。
そして86才で「生きていく私」を刊行、ベストセラーとなった。
1988年10月に催された、日本近代文学館の女性作家13人展では、樋口一葉・与謝野晶子・林芙美子・有吉佐和子、などという日本を代表する女流作家と並び称されている。
このように、枚挙にいとまがない大作家ながら、若き日の私生活や自由奔放な行動が、地元の老若男女全てに完全に受け入れてもらうには、少し時間がかかるという側面を感じる。
何はともあれ文学における、おくに自慢の最たるお方である。 錦帯橋から徒歩30分のところに、生家も墓地も、大切に保存されている。
( 写真: 在りし日の 宇野千代 )
http://www.ne.jp/asahi/unotiyo/kensyoukai/
そこで、責めてベストスリーくらいは連載するべきであろうと考えるに至った。
極めて独断と偏見に満ちあふれた選択で恐縮ながら…。昨日に続き、我が住む町のおくに自慢第2弾といえば……。
あれこれある中でやはり、ふるさとが生んだ文豪「宇野千代」であろう。
作家としてだけでなく、その卓越した女流実業家資質、デザイナーとしての異彩を放つ才能など、間違いなくメジャーな存在である。と、彼女を顕彰する会員の一人として推薦したい。
小生如きが語るまでもなく、数多くの文学作品は衆知の通りである。
中でも、第10回野間文芸賞・第9回女流文学者賞を併せ受賞した、ふるさと岩国を舞台に描いた「おはん」はあまりにも有名である。その後ドナルド・キーンの英訳本がアメリカ・イギリスでも刊行されている。
26才で短編集「脂粉の顔」を処女出版。その後「淡(薄)墨の桜」「恋愛作法」「幸福論」などなど、女性特有の深みのある優しさ、幸福とは何か…との問いかけをテーマに珠玉の作品が、きら星の如く残されている。
そして86才で「生きていく私」を刊行、ベストセラーとなった。
1988年10月に催された、日本近代文学館の女性作家13人展では、樋口一葉・与謝野晶子・林芙美子・有吉佐和子、などという日本を代表する女流作家と並び称されている。
このように、枚挙にいとまがない大作家ながら、若き日の私生活や自由奔放な行動が、地元の老若男女全てに完全に受け入れてもらうには、少し時間がかかるという側面を感じる。
何はともあれ文学における、おくに自慢の最たるお方である。 錦帯橋から徒歩30分のところに、生家も墓地も、大切に保存されている。
( 写真: 在りし日の 宇野千代 )
http://www.ne.jp/asahi/unotiyo/kensyoukai/