暑中お見舞い申し上げます。
少し遅くなってしまいましたが、辛うじて“暑中”見舞いの期限に間に合いそうです。
いつも、この拙ブログに足を運んで頂く方々に、心を込めて暑中お見舞いをお届けしたいと存じます。是非とも元気にこの暑い夏を共に乗り切りましょう。
3日もすれば暦の上の立秋。その頃から暑中見舞いではなく“残暑”見舞いになると書いてある。実はこの残暑と言うのがなかなかの曲者。いつまでたってもジリジリ暑さが続く。
その点暑中見舞いは割とあっさりしていて、暑さの真っ只中で残暑見舞いに席を譲る。
変わり映えしないが、すぐそこにある咲きたてのハスの花と、我が家に咲いたホテイアオイのすがすがしさを添えて。せめてもの一服の清涼剤となればこの上ない。
この8月の暑い暑い日差しに立ち向かう時、決まったように頭をかすめる父の姿。
「頭が痛い、風邪を引いたような、喉が渇く・・・」と言い始めて1週間もしないうちに事切れたあっけない最期。亡くなって39年になるが、きのうのことのように思い出される。
今、盛んに言われる熱中症であったと思われるが、当時はまだ熱中症などと言う病気は一般的に知られていなくて、それが命取りになることなどは考えもしなかった、というのがあの時の我々家族の思いである。だからこそ、今、地球温暖化や地表全てがアスファルトと言っても過言ではない照り返しによる気温の上昇に、ことさら気を付けたいという思いを強くするひとりである。
たかが葉書1枚の世界ではあるが、自分の体は自分が守る・自らその身を大切にする「ご自愛下さい」という言葉に託して、こちらの思いを込めるのである。
皆様、どうぞご自愛ください。そして素敵な秋を迎えましょう・・・と。