8月6日。67年前のあの日も、今日のように暑かったと聞く。
平和の鐘とともに進められる平和祈念式典。過去を反省し、人類の今後の繁栄と幸せを祈らずにはいられない。
そんな気持ちの一方で、核兵器を含む原子力の扱い方に対しては、どうしても納得いかない大国のエゴが見え隠れする。
孫たちの時代は、今とは異なる本当の意味の世界平和が訪れてくれることを、神様仏様、そして何より人間の身勝手さに訴えて、全人類の安心安全が確保されることを祈りたい。
自分たちの右手には世界を制するほどの核兵器を悠然と保有しておきながら、左手では核の拡散防止を訴え、こともなげに平和を唱えるこの矛盾。
自分たちは増やすことはあっても減らすことなど考えもしない裕福な核保有大国。
それらに対して核廃絶の声がどれほど届いているのか、真摯に聞く耳を持っているのか、本当に核の脅威・核の惨めさを認識しているのか、疑問に思う。
孫たちに一体何と説明しようか迷う。
そんな思いも込めて、孫と眺める平和祈念式典のテレビ画面。思いは複雑である。
夏休みの宿題も少し進んできた今日、お昼前からおむすびとお茶を持って、孫兄弟とジジの「汗かきレクリェーション」と洒落こんだ。
などという生易しさいことではないが、兄ちゃんも毎日毎日プールでは飽きるだろう。
名誉の負傷でプール禁止のカー君も少しストレスを感じているだろう。そんな気分転換を求め、ジジは自ら動いて汗を流そう、それには城山登りが最適となった。
真夏の日差しに向かって勇躍出かけた。流れたねー汗が。途中から汗の玉が路面に滴る。委細構わずお城を目指し、お二人さんに岩国城のウンチクを聞かせたり、北の丸遊歩道を散策したり「これは江戸時代の瓦かねー」などと、瓦のかけらを拾って質問するカー君をあしらいながら、身体全体の老廃物を城山に置いてきた。
夏空にそびえる岩国城、お見事!!
汗と共に不断の疲れまで流れ出たような爽やかな夏の一日。