「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ヒーローインタビュー」

2012年08月24日 | スポーツ・観戦

そろそろ秋風が立ち始める頃。
毎年決まったように夏バテ症状を起こし、一気にどん底に落ちて行くわが愛する広島カープ。どういうわけか、今年はひと味違うものがある。

と、思いたいのだが、実はそうばかりでもない。上位常連のヤクルト・阪神が目を覆いたくなる惨状。これらのお陰で今3位の位置にある。
ということはクライマックスシリーズの可能性を秘めている。
確かに投手力は近来まれにみる粒ぞろい。かつての投手王国再来か、と思わせる。なのに、打力ががいけん!まったく奮わん。なんでじゃろうと思うがいけん。
いっとき、終盤の7・8・9回あたりで点が取れる底力を見せた時もあったのに。

などと愚痴をこぼしながらも、やっぱり1年に1度や2度は球場で応援したくなる。
行ってみた。勝っても負けても負けてもあの熱狂的応援は変わらない。そりゃそうだ今3位。この先どうなるか、そんなこたー分らないが今3位。

相手はDeNAベイスターズ。断トツ最下位のチーム。特に今シーズンに限ってはお客さんになってもらっている相手。今夜も頂きか・・・と思いは膨らむ。
サード側最上段のDeNA応援席を見上げると、最初はパラパラとしかいなかったのに、いつの間にか応援団も増えて、順位など関係ないような、トランペットや太鼓とともに熱心な声援がグランドにこだまする。ファンの有り難さを見せつけられる。

その声援に応えられない仲畑監督としては、持って行き場のない哀愁を感じているに違いない。そんな思いをよそに、1回の裏、四球とヒットのランナーを、先ずはサードがエラーして1点。次はセカンドがエラーしてもう1点。結局この2点が最後まで響いて、8本ヒットを放った相手が負けて、ヒット4本のカープが勝ち。

3年ぶりに二ケタ勝利を上げた大竹投手が、ヒーローインタビューの壇上で満面の笑顔を見せる。これはこれで嬉しいし、彼の努力に賞賛をおくる。
しかしよく考えてみれば、昨夜のカープの勝因は、初回に犯した二人のエラーであったような。つまり、カープ勝利のヒーローインタビューに、DeNAのサードとセカンドを招いて上げたい思いがする。もちろんしたくてするエラーはない。気の毒ではあったが、また気を取り直してこれぞプロという技を見せて欲しいものである。その先にこそ勝利は待っている。

カープが勝って、笑顔がこぼれる中で、秋風が吹き抜けるそんな思いも・・・。

コメント (10)
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