市内でも数少ない、2kmに及ぶ白い砂の海岸。漂着ごみによる惨状(作業前日の様子)
♪ 名も知ら~ぬ 遠き島より流れよ~る 椰子の実ひとつ・・・ ・・・ ♪
と歌われるような優雅な漂流物なら歓迎するが・・・。
瀬戸内海に面した我が住む町の、数少なくなった白砂の海岸。ここにたどり着く漂流物は歌になるような代物ではない。
大雨に流された山の倒木や古くなった竹、川に生える葦切りのきれっぱしなど。果ては国際色豊かなハングル文字や中国語の書かれた色んな容器。そして漁具・タイヤなどなど。
私たち地元住民の手で、山や川を管理して飲料水の確保を最優先に。
次に、多島美を誇る瀬戸内海国立公園をを汚すまい、そのためには砂浜の漂着物を取り除き、砂浜再生に取り組もう。という地区の社会福祉協議会の一員として、朝6時から汗びっしょりになって奉仕活動の末席を汚したという次第。
題して「第7回 瀬戸内海環境保全大作戦」
地元にある2小学校、1中学校の校長先生の暖かいご理解を得て、中学校教職員・生徒が230名も参加という力強い助っ人を得た。
もちろん小学校の校長教頭も参加して頂いた。
地元住民は言うに及ばず、色んな団体や海上保安庁職員も、お巡りさんも交通整理の一方で作業に参加という一大イベント。
額に汗して働く中学生 お巡りさんも一緒なってに作業を(職務質問にあらず)
学校教育に対して、地元住民の積極的な協力体制が長い時間をかけて築き上げられたという伝統のある地域。
ゆえに、地元行事に対して学校サイドも積極的に応援参加すると言う土壌が出来ている。これは双方にとって心強い。
そんな硬い話はともかく、朝6時半作業開始、およそ2時間で6トンに及ぶ漂着物を回収した。
美味いものは小人数、仕事は大人数とは昔から言われているが、それにしても中学生のヤングパワーは有難かった。
我輩はと言えば、広報担当で、先ずは作業前の集合写真撮影という業務がある。
我が家の植木剪定用の長~い脚立を運んで、いっぱしのカメラマン気取りで高い位置からパチリパチリ。この集合写真を撮るだけで、もう汗びっしょり。
写真の出来栄え??そんなものはカメラに聞いとくれ! 広報部員は、熱中症や不具合者の早期発見という、巡回見回り役を仰せつかっていたのである。 それにしても暑い暑い長~い一日だったな~