「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「いつの間にやら」

2015年06月26日 | 地域活動

          

我が住む地区に、社会福祉協議会なるものが発足して丸10年が過ぎた。
思えば平成17年3月半ば。連合自治会に所属する全自治会長を集めて、地区社会福祉協議会設立の賛否を問う自治会長会議が行われた。
そのとき、地区社協の初代会長と目される人から議長を依頼されたことを覚えている。
「少子高齢化が急激に進む社会の潮流にあった、地区社会福祉協議会は絶対必要となってくる。是非成立の会議にしたい」といった趣旨の要請を受けて議長席に座ったのだった、かな。

けんけんがくがくの議論の中、最終的には議長決済に落ち着きそうになった。
これは大変なことである。確かにその当時は、いまだ地区社協の必要性が声高に叫ばれない時代である。
議長決済として任されては、どっちに転んでも個人の裁量が後の世で評価されることになる。こりゃまずい。
と開き直って、なんとか決選投票に持ち込んだ。もちろん、数票の差で成立の勝算ありと判断した、のであったと思う。

結果的には予想通り、きわどい票差ではあったが目論見通り「地区社協成立」4月より発足という運びになった。
もちろん初代会長は、小生に議長を依頼してきたその人であった。
そんな紆余曲折を経て発足した割には、当の議長担当者には理事へのお誘いもお呼びもかからなかった。

これ幸と自由気ままに、趣味の世界を謳歌する日々のなかに、突然「是非とも力を貸して欲しい」と就任依頼書を持ってきたのは6年前。
その時から少しずつ、自由気ままな生活であった趣味の世界の歯車が狂い始めた。
そして、初代会長が突然の永眠という事態に至った2年半前頃から、完全に歯車は狂いっぱなし、ペースは乱れっぱなしとなった。

そんなことで、設立以来目下11年目に向かって本格的な活動開始である。
他地区から見れば、我々の活動は、後発社協ながら先進地域と目されているらしい。ひとえに今は亡き初代会長の功績大である。
後を引き継いだ我々ドングリが、背伸びをしたり転んだりしながら、なんとか持ちこたえようと努力しているつもりなのだが。
何人が束になっても初代会長の足元にも及ばない。それでも「遺志は引き継ごう」と、非力ながら・・・。

ということで、今回は周南市の某地区社協から、研修交流を申し込まれた。
あれこれ資料を作り、プロジェクターを駆使して、なんとか高評価を得てお帰り頂いたという次第。
それにしても、なんやかやありすぎて、己を見失いそうになるときもある、社協活動。
いつの間にやらこれほどのめりこんでしまった世界。後戻りしたくなる時もある。が、いまさらそうもいかないのかも。

もうしばらく続けてみっかな~。そのためにも、ユーモアのセンスを取り込まなければ・・・・・・と。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい