梅雨入り宣言を目前にして、ようやく庭木の手入れをする気になった。
ヒイラギもキンメ(金芽)ツゲも梅の木も、サザンカもキンモクセイも伸びたい放題伸びている。
どげんかせんといかん・・・と思ってはいた。
が、なかなか剪定ばさみに手が伸びず、一日伸ばしでとうとう6月になった。こりゃまずい!!やっぱりどげんかせんと・・・。
重い腰を上げてパッチンパッチン。一旦やり始めると、「アンタはなんでも出来るね~」と言わせるほどの腕前?でもないのだが・・・。
電動の植木バリカンまでは持っていないので、もっぱら昔ながらの剪定ばさみ。これを上手に?駆使して。
ただ、脚立だけは自慢の一品がある。相変わらずカーキチのせがれが、背の高いクルマを洗う時に使う、高さ80cm・幅50cm・長さ150cmの、脚立の上で横移動ができる便利な代物。足場が安定しているのが助かる。
刈った植木の葉っぱを落とすのは、100円ショップの小型がんぜき。つまり、竹製の小型の熊手、長い柄が剪定作業に向いている。
熊手の爪側で引っ掻き回すと、出かかった新芽まで引っ掻き回して、木を傷めることになる。
そこで、熊手の背中側を駆使するところがミソである。
背中側でゆっくり叩きながら、刈った小枝を落としていく。時に爪側で病葉を落とす。
や~れ終わった!と汗を拭いて、落とした葉っぱを、大型のがんぜきで集める。その時は小型のがんぜきの重宝さをもう忘れている。
ヒョイと「見上げると、サザンカのてっぺんにまるで美少女がかんざしを挿したような格好で、置き忘れられているではないか。
ジャンプして手を伸ばせば取れないことはない高さ。待てよ、偶然とはいえなかなか洒落ているではないか。
自分が置き忘れたのも棚に上げて、早速パチリ。残念、写真ではかんざしの妙味が伝わらなかったな~
単に、物忘れの激しくなった己を体よく飾っただけになってしまったかな~。
まいいか、一度は「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た・・・」などと思いを馳せて、かんざしを挿したサザンカに笑わせてもらったのだから。