今年も早アサガオの季節がやってきた。
古来からある日本アサガオは、花が咲いた後に出来る種を大事にとっておいて、春に種まきして育てるの普通である。
わが家に咲くアサガオは、苗を買って植える琉球アサガオという種類で、この花には種が付かない。花は咲いても子孫を残す種はない。
その代り、というかこのアサガオの特徴というか、花期が終わり冬を迎えても、上手に囲っておけばまた来年、見事な新芽を吹き、花を咲かせる。
いわゆる「宿根」という種類で、いうなれば多年種のアサガオというところか。
今年の花は、我が家のプランターに植えられて3年目を迎えたことになる。
全くなんの手当もしないで毎年新芽をだし花を付けるわけではない。いくら宿根アサガオといえども、それほど甘い話ではない。
その証拠に、、昨年はプランター5個から6m幅に広がって、花すだれ・緑のカーテン・日除け・花の観賞・・・
いろんな役割を果たし楽しませてくれたのに、今年はプランター2個からは、全く芽が出ないままだった。
早いうちに掘り起こし、手当てを試みたが、根腐れなどではなく、完全な水分不足による枯死であった。実に可哀想なことをした。
それに引き替え残った3個のプランターは見事に成長、すでに花を咲かせるに至った。雨のしずくが落ちる位置にあったようだ。
「このアサガオは強いから大丈夫」という、根拠のない自身が過信となって2本は完全に枯らしてしまった。
人間世界にもよくある話だな~とちょっと反省。
「彼はそんなにべんちゃらなど言わなくても大丈夫、お互い信頼があるから・・・」などと過信するととんでもないことになる危険性を秘めている。
やはり、平生往生。普段から気を抜かず、手を抜かず、愛情込めて小まめな手入れを。これは欠かせないようだ。
単なる人間関係はもちろん、子育て、孫育てにも、全く同じことが言えることを、琉球アサガオに教わった。
水分が不足ではないかと、まったく気が付かなかった・・・というほどノー天気に生きているわけではないが、時にこうして、身の回りの生き物から教わることは多い。