1年の成長を物語る餅の揉みよう、希さん
内孫の希さん本人が少し解りかけて来た、クリスマスというイベントとサンタクロースの存在。
ジジババサンタは早くからプレゼントを買って、里帰りするのを待っていた。
お父さんの勤務に合わせた里帰りは、クリスマスから二日遅れの昨夕であった。
母親の意向にも合わせて、購入先はおもちゃ屋さんではなく本屋さん。探すこと選ぶことに小一時間かけて入念にチェック?
結局、面白味のある中で、少し頭の体操になるような内容を選んだ……と、贈る側は思っているのだがさてどうだろう。
どっちにしても、リボンのついたプレゼントを受け取ったときの瞳の輝き、一気にハイテンションに。
中味を見て黄色い声を張り上げる喜びよう。この一瞬で、選ぶ苦労も出費の多寡も全てが帳消しとなる。
開いては閉じまた開いて絵の数を数えて数字を大声で叫ぶ。
離れないようにじいちゃんに体をくっつけて、彼女なりの嬉しさを表現する。ジジにとって心地よい二日遅れのクリスマスとなった。
こんな感覚は、これまでの三兄弟との付き合いでは感じられなかった新たな発見である。
一方外孫の三兄弟は、遠方へのスキー合宿にお出かけ。出発に合わせて「お小遣い」と称して、わずかではあるが現ナマを。
こちらは、男の子でもあり、形のない贈り物だけにクールな反応を見せる。
そして今日は、姫孫を中心としたお餅つき。彼女にとって今年が2回目の体験だけに、興味の対象が幅広くなっている。
「これはなに?」「あれはなに?」「どうするん?」の質問攻めから「のんちゃんがする・・・」と自己主張も。
小さな希さん餅を、小さな手でまん丸に揉みあげる仕草も、間違いなく女の子らしくて柔らかい。
兄弟が小競り合いをしながら、そこらじゅうを真っ白くしていたのも迫力あったが、静かな餅つきもまたいい。
暮れも押し詰まってからの耳鼻科通院、姉の入院手術の立ち会い、そして昨日の地域活動騒動の顛末・・・と。
何が何だか分からんようになりそうだった節季師走が、二日遅れのクリスマスと餅つきで、ようやく本来の自分に戻れたような。
あと3日で今年も終わる。