年の初めの試しとて、元旦に寄せられる年賀状を楽しみに待つ。
はがきの大幅な値上げ、儀礼賀状の廃止、年賀状そのものの見直し、など色んな理由から年賀状が年々減ってきているのはよく承知している。単なる高齢のため賀状を辞めたいといった、分かったような分かりにくい理由でお断りをされる人もある。
私個人の今年の年賀状事情は、これこそ年々減る一方で、100枚ちょっとを出したに過ぎない。もちろんその中には返信を期待しない一方通行発信も数枚はある。予想通り80枚はそれなりの返信が寄せられた。ただ、こちらは同じ出すのなら元旦に届くように準備をした。が、6日以降に届いたものが10数枚もある。今年の賀状の特筆すべきことは「今年をもって年賀状を終いとさせて頂きたい」といった内容が多いことである。それも遥か年の若い後輩から三行半を突き付けられてりゃ世話はない。またその逆に賀状復活という同級生もいる。
中には一切の連絡がないまま正月が過ぎ、オレの出した年賀状が届いていないんじゃないか、郵便局に掛け合ってみようかと思わせる相手もいる。
おもろいというか嗤ってしまうといったものから、心から嬉しかったり「な~んだ生きていたのか」と喜んだり、また今年もお互い元気で頑張ってみようや、といったものまでそれぞれの事情が反映されていて、結局はやはり年に一度のお互いの消息確認、決して無駄ではないなという結論に至る。そして来年も生きていればまた愚直に発信するのだろう。ただ、来年は今年の反省から発信は半分近くになりそうだ。
年を重ねた我々は、大袈裟に言えば1年1年が勝負なのである。「まだ生きて元気にしとるよ」「少し弱ったが、会いたいよ」と伝え合うのは大切な命の絆であり、長い付き合いのエチケットみたいなものだと思っている。やっぱり、古~~い人間なのでしょうかね~。
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