「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「同じ釜の飯」

2018年06月09日 | 宴会・会食

            

年に3回は開かれる、岩国工場定年退職者の会。その新年度のスタートに当たるのが今日の定期総会である。
秋には、希望者によるバス旅行。年が明けた春には、歩こう会というホンの少しだけ歩いて、後は宴会の大花見。

そもそもこの会は、長年にわたって同じ通用門をくぐり、同じ制服を着て、同じ釜の飯を食いながら、景気の波に翻弄されたり、人事配転に怒ったり喜んだり。そんな悲喜こもごもを乗り越え、生計を維持してもらった会社に多少なりとも感謝の念を抱く人間の集まり。ということになろうか。
若干足りない部分もあるかもしれないが、それは人それぞれに感じ方が異なるので、足したり引いたりは個人の感情にお任せしよう。

ここ数年総会の議長を仰せつかっていて、限られた時間の中で議案を処理するソウカイ感を味わっている。
議案と言っても、会員総数300有余。今回の出席が110余り。予算総額が約400万円という程度の総会であり、元はみな同じ穴の狢(むじな)ならぬ同じ釜の飯のお陰を蒙った者の集まり。格別紛糾することもない、無風議事進行ではある。
そうはいっても議事進行役としては、あらかじめ執行部との綿密な打ち合わせや、議案の不備はないか、臆病者ゆえの下準備は抜かりない。

そんなことは置いといて。
 
   懇親会                    カンパーイ!!

懇親会場では、それぞれに旧知の仲間と円卓を囲む。
カンパ~イの声が掛かれば後はもう110余人の声が入り乱れ、あちこちで盛り上がる。呑んで食べて予定の時間が来る。
そのあとは、気の合った仲間がいて時間が許せば、今を盛りの花菖蒲を鑑賞し、公園の菖蒲祭りを散策するというお決まりのコース。

でもやがてそれさえ出席が叶わなくなる日が来ることは間違いない。などと後ろ向きな心配がふと頭をよぎる。
大いに楽しんでいる今、そんな先のことを考えなくても。と思うかたわら、議案書の後ろの方のページに去年1年の逝去者名簿が載っているのを見ると、エッ彼がもう? なんでこの人が? などと、永遠の別れが信じがたい人の名前もある。老少不定。

そうして一人合点の納得は『今が一番いい時』『今が旬、今を楽しまなければ』という結論になる。

コメント (2)
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