「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「締めくくりの初詣」

2019年01月20日 | 旅行・レジャー

                          
           元乃隅(もとのすみ)神社、本宮から眺める参道の朱の鳥居。その向こう側に竜宮の潮吹きが

例年通りの初詣は元旦と二日に済ませた。気持ちの中で今ひとつ、どこかこれまでに行ったことのない初詣に行ってみたい衝動に駆られていた。間もなく迎える喜寿77歳の誕生日を前に、なにかしら特別な正月を迎えた思いがふつふつ。
延び延びになっていた思いをなんとか実現したくなっていた折、山口県西部の日本海に面した長門市油谷(ゆや)に、絶景の神社があることを発見。締めくくりの初詣と自ら命名して片道およそ200kmのドライブに出発。

目的地にした元乃隅神社は、元乃隅稲荷神社として昭和30年に、地域の網元であった岡村斉さんの枕元に現れた白狐のお告げにより建立されたという。いってみれば個人所有の神社ということになるが、商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神様であり、地元の篤い信仰に支えられている。昭和62年から10年間かけて奉納された123基の鳥居は、東京・神奈川・静岡・広島・島根など全国から寄贈されており、海岸側から本宮に向かう参道入口から100m以上に並ぶ景色はまっこと絵になる。

アメリカCNNテレビなどが、世界の美しい景色に紹介したことなどから急激に脚光を浴び始めたという。ここ3年くらいで山口県観光の一大スポットとして賑わっている。鳥居などの塗装も新しく、初々しさのある神社でもある。
このように外国人客から人気のスポットとしては「元乃隅稲荷神社」という名前は覚えにくいという理由から「元乃隅神社」に変更されたのが、今年1月1日だとの注釈が付いている。

 
    しぶきとともに噴き上げられる海水       噴き上げられたしぶきに見事な虹が掛けられる。

神社参拝を済ませて、神社から参道を逆に下りて海岸の岩場に進むと、そこにはまさに名前の通りの「竜宮の潮吹き」が見られる。日本海特有の荒々しい波が、浸食された岩の切れ目に打ち寄せられるたびに、かれこれ10m近く海水が上空に噴き上げられる。大型の噴水。まさしく竜宮の潮吹き。お見事。 可能な限り近くに、と寄ってみるのだが、断崖絶壁の悲しさで岩の割れ目までは見ることが出来ない。それなくとも、噴き上げられた潮のしぶきがカメラレンズに付着するのに苦労する。

                                        
                 海岸側からの正式な参道入口と、本宮を望む

4月に開く中学時代の同窓会。今回で最後となる同窓会の成功を神社に祈り、思いがけない絶景に心奪われる感動を受け止めた「締めくくりの初詣」は確かなご利益があったような。
朝8時出発、帰着17時40分。走行距離395km。大寒の入り前日にしては見事な碧空。暖かい一日。
帰りのサービスエリアで30分の仮眠。これが効果バツグン。疲れも何もなくただただ快適の二文字が。

いよいよ実質的な新年の始まりはじまり~。

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