「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「睦月の望月」

2020年01月11日 | 季節の移ろい・出来事

    
    午後6時10分。小山の上に顔を出したオレンジ色の満月     午後7時20分。絵に描いたような黄金色の満月

夕方、いつも通り放課後児童教室に孫君を迎えに行く。帰り道の小さな峠を越えて海岸線に出ると、目の前に大きな大きな真ん丸月が顔を出す。その月はまだまだ出初めで、海面からすこし上がった位置にあり、なにかしらはにかんだようなグレーっぽい白い色をしている。
家に帰りついてしばらくして見たら、窓の向こうの小高い雑木林をかすめるように浮かんでいた。

その色はグレーも白っぽさも卒業して、これから中天を目指す決意を示す如く、萌えるようなオレンジ色に変わっていた。
まさに睦月の満月。寒そうではあるが、こうして色を変えながら中天に昇ると、見事な黄金色に落ち着き、ゆっくり位置を変えながら、分け隔てなく地上に月あかりを届ける。ついつい ♬ 月がとっても青いから~ ♪ などと口ずさんでみたくなる。

まん丸満月には、季節や月に応じた色んな呼び方がある。
仲秋の名月とか、スーパームーンなどは、言うまでもなく諸兄のご記憶に新しいところである。
では、この真冬の1月の満月はアメリカ式に言う「ウルフムーン」だそうである。
「冬に食料が無く遠吠えする狼にちなんでいる」とある。

ならば近いところで12月の満月は「コールドムーン」寒い時期のお月さま。これは何とも味気ない気がしないでもない。
ちなみに、11月はビーバーが巣作りにいそしむ季節なので「ビーバームーン」。ついでに、2月は雪の多い季節だから「スノームーン」と
呼ぶそうな。やはりそこは、我が国の面積の25倍もある広大なアメリカである。呼び方も大雑把と言えなくもない。

今度は、もっと情緒豊かであろう「和名」により月別の満月の呼び方を、チャンスを見つけて調べてみたい。

コメント (2)
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