予備費・予備校・予備試験・
予備実験・予備自衛隊 etc
予備っていったい何者? 予備費ってなに?
このコロナ禍の中で、さも一大事の如く「予備費10兆円」を巡って、同じことを何度も質問し、同じことを総理も財務省も答弁する。質問する人たちに尋ねたい。予備費って何?
一つの組織体というのもがあれば、期末に当たってその年間決算報告をする。当然監事による監査報告も行われる。その決算を踏まえる一方で、新年度の収入額を想定し、新年度の支出予算案を組む。こんな単純明快なことは今さら言うまでもなく先刻ご承知の通りである。
今私たちが取り組んでいる小さな地域社会活動でも、この決算・予算案は慎重に練られる。
その予算案の中に、必ず予備費という費目は存在する。何故なら、通常の支出費目として挙げられるものには確固たる費目が付く。そんな通常の費目以外に、想定外の出費や緊急を要する出費の必要性が生じたときに、遅滞なく対応できる備えをするのが予備費という費目である。
その額は前年度の決算額を踏まえた上で、収入を含めた予算案の中で自ずと決められる。
問題は、その想定外や緊急の出費をどこまで予見しておくか。これが難しい問題である。
予備費の額が必要以上に多いと思うなら、予備費を半分にして、後の半分に何らかの新た費目を付けるよう、責任ある提案をしたら解決する問題ではないの?
もっと他に、国民目線に立ったコロナ禍対策に、国会議員が一致協力出来ないの?コロナ禍の第2波・第3波が来ないと確約出来るの?コロナ対策だけに目を奪われていると、熱中症対策の遅れや、これからシーズンを迎える自然災害対策が後手に回らないよう、固定費目を付けない予備費は必要なんじゃないの?
自分でもよく分からない分、国会議員の先生方にお尋ねしてみたい。
蒸し暑さとともに、なんとなく寝苦しい夜になりそう。