「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「季節の香りが」

2021年06月26日 | 晴耕雨読

                    
                       大粒の青梅、たわわに今年も
            
               ちぎり時期をすこしでも違えると、勝手に落ちてしまう
            
           リンゴか桃を思わせる美味しそうな実が地上にゴロゴロ、惜しい!!

自家製保存食品&お手製健康食品として重宝している青梅が、手入れの甲斐もあってか今年もたわわに実った。2月の花の頃から台風などの大風もなく、雨も心配するほどの大雨もなかった。そんないい気象条件に恵まれたこともあって、今年も大きく粒ぞろいの青梅が収穫出来た。

ただ、梅ちぎりに出かけるのが1週間から10日遅れた。すると、リンゴか桃を思わせるほどに熟れた大粒の梅の実が木の下にゴロゴロころがっているではないか。
「あんたがもう少し早く来ないからよ!」と、熟して落ちてしまった梅の実から叱られているような光景が広がっている。「頼りにしている相棒が白内障の術後で、梅ちぎりといったような作業は固く禁止令が出ていたんよ」。と言い訳をしながら、まだまだ多く木にぶら下がっている青梅をもぎ取った。

どっさり持ち帰って、先ずは二階の一室に広げる。少し時間をおくと家中が甘酸っぱい梅の香りに包まれる。人工的でない、まろやかな優しさを秘めて、それとなく嗅覚を刺激する。この芳醇な香りはまさに我が家の季節の香りであり、この香りに包まれると今年も一仕事したとねー、と安堵する。

と同時に次なる難問に取り憑かれる。それが梅の処理である。いくら保存食だ健康食だといっても、加工する量には限りがある。我が家だけではとてもとても賄い切れない。そこで持つべきものはお友だち。数㎏でも喜んで使ってもらえるならば有り難し、である。梅も1年がかりで育った生命ある生り物なのだから、無駄や粗末にしない方がいい。
明日もまた「大粒の青梅いらんかね~」と誰かに言ってみようかどうしよう。

コメント
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