ジューンブライダル。6月の花嫁さんは幸せになると聞いたことがある。なんで?どうして?などとしつこく訊くのは野暮というもの。
とは言いつつも、ちょっと気になるこの言葉、これまで何度も耳にしてきただけに気に掛かるのかも。それに10月に結婚したカップルは幸せではないというのか。などといきり立つのも野暮の骨頂だね~。
もともとこれはヨーロッパで言われているらしい。つまり、ヨーロッパでは1年間の気候で一番いいのが6月であり、結婚式などの目出度い儀式は多くが6月に行われる。6月に結婚する人が多いということは幸せになる人も多い、という論法になる。
日本では、雨の多い6月はどうかすると結婚式の数が少ない。それは困るブライダル産業が、ヨーロッパの言葉を頂いて「ジューンブライダルは幸せになる」という売りのひとつとして使った、というタネも仕掛けもあったというお話。
それはさておいて今日から6月、水無月ついたちである。水無しの月と書く割に雨が多くて、水に悩まされる月でもある。日本の雨期、梅雨に入るのも6月なので、早くも今年の線状降水帯の分布が取り沙汰されている。一極集中の豪雨は恐怖である。やはり今年も同じように、雨予報に神経を尖らせ、蒸し暑さに閉口しながらマスクの外せない息苦しい不自由さとの闘いが始まる6月。
何かおもろいことを見つけたいが、雨と蒸し暑さにたたられては何も出来ない。疎遠の友でも訪ねてみようか。旧交温めの6月か、これも悪くないね~。そしてもう一つ疎遠の「晴耕雨読」を思い出し、村上春樹さんでも探してみようか。それにしても、命あってのものだね。線状降水帯にも集中豪雨にも目を離さない6月にしなければ。