「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「柿食えば・・・」

2022年10月26日 | ニュース・世相

               

10月26日、今日は「柿の日」である。と知ったげに言ってはみるが、夕方のテレビニュースの受け売りである。
なんで今日が柿の日なのか。それはね、『柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺』と詠まれたこの句が生まれたのが、127年前の今日だという説によって、誰がどう決めたのか、10月26日は「柿の日」なのだそうな。目くじら立てて真偽を審議する前に、あっそう!!で行くのもいいや、ね~。

そんな柿の前日、つまり昨日のこと。
7月の参院議員選挙応援演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の追悼演説が、衆議院本会議でおこなわれた。
お互い同期の政治家として、政敵として、共に日本国を思い、長年切磋琢磨して来た立憲民主党の野田佳彦元首相がその場に立った。

最も印象に残る核心の部分「再びこの議場であなたと、言葉と言葉、魂地魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった」と追悼の言葉を述べた野田佳彦という一人の政治家に対して、何かしらすっきり爽やかな秋晴れの空を仰ぐ心地がした。
互いに総理大臣という一国の全責任を担い、酸いも甘いも噛み締めた経験者同士。玄人の政治家として重責を務めあげた人同士の舌戦を爽やかに振り返り、在りし日の労をねぎらった。ごく当たり前のことであり、日本人の心にしっくり納まる行動に改めて感動した。

どうかすると、死人を鞭打つような言動であふれる報道に馴染めない人間にとっては、まさに青空広がる秋空の下美味しい柿を食したような得した気分にさせられる日。柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 が改めて心に沁みた。

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