「明日からは寒くなるでしょう・・・」気象予報士さんが口をそろえておっしゃる通り、陽ざしがあった割には肌寒さを感じる一日であったような。
窓の外には、冬の使者でもあるジュービタキが「今年もよろしく!」と挨拶にやって来たようだ。日本に着いたとたんに豊富なエサにありついたのか、ふっくら丸い体で、独特のせわしなく尾っぽを振って見せてくれた。
市議会議員の選挙を終えて静かな朝を迎えた月曜日。28人定員に34人が立候補した熾烈な戦いを終えた。
固定電話にスマホ、さらにはラインで、支援者や選挙事務所、候補本人から感謝の言葉が述べられる。連絡が来るのは当選者からだから、お祝いの言葉を述べ、これからの活躍に期待する言葉を並べる。家内を含めても2票しかない私たちに、多くのお礼を述べられるのは片腹痛いが、これもまた世間という魔物の仲間として生きているということであろう。
すぐ近くの小さな町では、中国電力の原子力発電建設計画の是非を問う、建設推進派と反対派の一騎打ちとなる町長選挙も行われた。
元々原発推進派の町政が長く続いて来た町でもある。現職町長が病気による任期途中での辞職を受けた選挙でもあり、大差で原発推進派の新町長が誕生した。海に囲まれた漁師町として栄えた歴史もあり、海を汚染から守るという訴えであったように思うが、町民の生活を守る財源確保となると、現状打破を願い、原発止む無し。雇用の確保と交付金による町政維持が、現実的な得策という選択になったのであろう。
市会議員とか町会議員の選挙は難しいね~。とはいっても向こう4年を担う議員選挙はおわった。あとは、私たち市民のための行政に全力専念して欲しいと願うばかりだ。投票した議員さんの動向を注目したい。