「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「晩秋の花」

2024年11月08日 | 季節の移ろい・出来事

             

北方の魔よけとして、敷地の北の角に植えた南天。難を転じて福となすという言葉を信じて、新築して間もなく植えた。その傍に、どこから頂いたものか、私がどこからか引っこ抜いて来たものを植えたのか、定かな記憶はないが、毎年見事な黄色の艶やかな花で北の一角を明るくしてくれる。

  踏み出せし 路ひとすじに つわぶきの花    稲畑 汀子

  あらためて この道知るや つわぶきの花    稲畑 廣太郎

晩秋の暗い空の下や、木枯らしにも似た風がビュービュー吹く寒さには似合わない花のような気もする。それほどにしっかりした茎に、目を射るような黄色。この季節だからこそ逆に健気に見えるのかも。

今宵は今年初の忘年会のお誘いを受けた。あらかじめ「歌のお願いもしておきます」とのことで、歌の方は長い間のブランクで声が出るのか、息が続くのか、色々心配はあるが、まいいか。少々のお酒に乗っかって、晩秋に咲くつわぶきの花のような艶やかさもないし、他人の注耳を集める欲もなく、楽しいひと時を楽しんでくるとしよう。


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