「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夕焼けこやけ」

2024年11月07日 | つれづれ噺

                

♫ ゆ~やけこやけでひがくれて~ や~まのおてらのかねがなる~~ ・・・ ♬

夕方5時になったら、団地公園に設置されている防災無線スピーカーから「夕焼け小焼け」の優しいメロディが流される。家庭の事情を反映してそそくさに帰り支度をする子もたまにいる。大方はそんなメロディなど無視してさらに遊び続ける子の方が多い。
学校サイドも、夕方5時の時報に合わせてお家に帰りなさい、などという奨励もされていない様子。
もっとも、季節によっては子供は元気に外で遊んでくれる方が有難いという親もかなり多い。

そんな色んな事情がある中でも、あの夕焼け小焼けのメロディは、ひと仕事終えた人たちにとってはなんとも癒しのメロディとして受け止められている。小学校のオルガンで教わったあの歌詞もメロディも、私たち世代は好意的に受け止め、愛唱したものである。それは今も小学校音楽の時間に子供たちは教わり歌っているものと思っていた。それは名曲であり、日本人の心の風景だからと私個人は思っている。

ところが我が家の小5・小1の孫姉妹は、この唄を知らないという。特に小1の妹は、ふる里我が家に帰省する楽しみの一つが、この夕方5時のメロディに耳を傾けることだという。「この音楽大好き」というので歌ってみてというと「知らない、習っていない」という。えっ?今では夕焼け小焼けも教えないのか~、情緒がないなー、寂しいよねぇと思うのはアタシだけかなー。
こういった日本の良き時代、人間と人間の心のふれあいを大切にしてきた時代はもう使い物にならない焼却ごみなのかねー。

夕焼け小焼けを歌えばいい子が育つのか、と問われれば即答には困るが、兎に角私の孫には、夕焼け小焼け、お手手つないで、七つの子、など心演歌ならぬ小学生の心童謡をしっかり教えて行きたい。
詩を口ずさむだけでも無駄にはなるまい。


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