昨日開会式を終えたパラリンピックは、早速手に汗握る熱戦を繰り広げている。一方甲子園球場では最後のベスト8進出に向けた高校野球の熾烈な闘いが繰り広げられている。しかし、これほどの大きな大会でありながら、どちらにも立ち込める暗雲を乗り越えたことで、今こうして歓喜の熱戦を展開出来るという過去を持っている。
パラリンピックは開催が1年延長された。オリンピックもそうであるが、開催日時に焦点を合わせて仕上げの調整をしてきたアスリートにとって、1年間先延ばしになることで、再調整にどれほどの努力を必要としたか計り知れない。高校野球に至っては、昨年は地方大会はじめ、夏の全国高等学校野球大会そのものが中止に追い込まれた。全国の高校球児に与えた失望感と悲哀は計り知れない。それもこれも全てが「コロナ感染症対策」いわゆるコロナ禍が諸悪の根源である。
そんな1年を経てオリンピック・パラリンピックは開催されたが、昨年3年生を迎えた高校球児にとっては、取り返しの付かない、泣いても泣ききれないコロナショックであったに違いない。こればかりは補いの付けようがないのが気の毒である。と思い返していたら・・・・・・。
ついに我が小6の孫君にも、似たような泣くに泣けない事態が訪れてしまった。
本来は5年生以上で編成される少年ソフトボール選抜チーム「灘オールスターズ」に、監督推薦で特別練習生として4年生から入れてもらい鍛え上げられた彼。6年生になった今年から背番号10をもらい、キャプテンとなって汗水流して練習してきた。この28・29日に島根県である中国大会はじめ、県内地区大会ほかいくつかの公式大会が組まれていた。
ここ数日のコロナ感染者数の増加によって、それらの公式大会の全てが中止となってしまった。特に直近の中国大会は相手が広島県のチームでもあり、相当な意気込みで練習に打ち込んでいた。野球シーズンとしては残りわずかな小学生活を謳歌するはずであった。まさに「哀愁のコロナ禍」。如何せん逆らえない事象で、ただただ涙を飲むしかない。口も利きたくなくなるほどのショックを受けている。もちろん、島根県であろうがどこであろうが、応援に駆けつけるつもりでいたジジにとっても、憤懣やるかたないコロナ禍である。こんなことにならないよう、ワクチン接種はもとより、人一倍感染対策に気を付けてきた者にも襲いかかるコロナ悲哀である。
医療体制逼迫とか、自宅療養とか、コロナに犯された後の心配をする前に、なんとしてもコロナに罹らない個人の自粛行動を心掛けたいものである。無責任な「私ひとりくらい・・・」などといった甘えた行動やいい加減な行動が、善良な小市民に迷惑をかけることになる。そこんところを解って欲しいね~。
さて明日から、孫君をどうやって慰めてやれるのか、今一度野球への情熱をかき立たせるのか、ジジの出番かもしれないねー。役に立つといいのだが。
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