第33回夏季オリンピック・パリ大会は、17日間に及ぶ熱戦を繰り広げた末、日本時間の12日未明にその幕を閉じた。
パリオリンピックをスポーツの祭典にしようと「広く開かれた大会に」というスローガンは掲げられたが、ウクライナ侵略戦争は放火が止まないまま。中東情勢はイスラエルとハマスの妥協の道筋も見えない状態のままで進められた。本当の意味の「純粋なスポーツの祭典」には程遠い感じは否めない。
そんな世界の為政者の思惑に関係なく、各種競技そのものは、積み重ねた汗と努力と忍耐を昇華させるような手に汗握る展開であった。
その結果われらニッポンは、金メダル20個を獲得。これはアメリカ・中国の40個に次ぐ第3位というから国外大会としては大躍進と言える内容である、と評価されている。
それに銀メダル12個、銅メダル13個。メダル総数45個は世界に誇れるスポーツ大国と言っていい。そんな華やかなおもて舞台の陰でメダルに手が届かず、勝って流すはずであった涙を悔し涙として流した選手が何人いたことか。メダルを手にして喜びの涙を流す人。勝っても負けても涙が流れるほどの努力で練習を重ねて来たということある。一つひとつの競技にドラマがあり、一つひとつのメダルにそれぞれの物語が潜む。もうしばらくはパリの思い出と共にオリンピックの話題は続くのであろうが、そのうち忘れられて、次なる4年後のロサンゼルスに向かって、新たな挑戦が始まるのだと思う。
❝おめでとう❞ ❝お疲れ様❞ ❝再び体調整えて次を❞ 「楽しませてもらって有難う」❝Paris2024❞
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