昨日までのぐずついた空模様が一転、朝から厳しい陽ざしがグラウンドに選手の陰を映し出す。
早くから日程を教えられていた今日の大会、と言うことは「出来たら見に来てね」との意思表示と受け止め、こちらも行く気満々になっていた孫君のソフトボール公式大会。近郊の24チームが集結。8時の開会式、次いで第1試合は8時20分には始まる。それに間に合うようにいつもより少し早起き。
タオル・ウチワ・冷たい飲み物・カウントゲージ・折りたたみ椅子、日除けの傘、その他応援グッズ一式を引っ提げて、約15km先の会場に駆けつける。
カーッと照りつける陽ざし。マスクでムンムンした空気を吸い込みながら汗を流して必死の声援。
予選リーグ初戦は5対4で辛勝。孫君が投手を務めた第2戦は1対0で惜敗。どの試合もみんなどっちに転んでもおかしくない笑いを誘うシーソーゲーム。単純なエラーを犯した側が涙を飲む。予選リーグが1勝1敗では、午後からの決勝トーナメントには進めない。
ヒットを1本も打たれないまま敗戦投手になった孫君に「よくやった!」の声をかけて、午前中で退散。
もしも午後からの決勝トーナメントに進めば、優勝までには3試合闘うことになる。この熱さの中、選手はへばる。それを保護者が氷水タオルで首筋を冷やしたり、ウチワで風を送ったり。甲斐甲斐しい手助けで子ども達は精一杯のプレーをする。しかも、こういった大会に参加する場合、必ず数千円の参加料が要る。今どきの用具は値が張る。グラブのハイクラスは7万円。バットでも3・4万円という。
半端な気持ちでは親御さんも付いてこられない。それでも、少子化の中でなんとかチームを運営出来ているのは、野球というチーム体験をさせることで、集団生活に慣れさせる意図があるのだろう。今の世の中、人並みに楽しい小学校生活を過ごさせるための様々な投資が要るようだ。
追っかけも老体にムチ打って暑さに負けない体力を付けておかなければ、試合日程も教えてもらえなくなりそうだ。それにしても本格的な暑さ到来である。気を付けなければ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます