「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ウメーおはなし」

2008年06月23日 | 季節の移ろい・出来事
当たり年は二年続かないというジンクスに反して、梅が昨年に続いて大収穫となった。
カミサンの実家にある、わずか5本ながら今を盛りの梅の木、たわわな実を付けた。

ここ2・3年、寄る年波や体調不良などで、十分な手入れが出来なくなった実家の義兄夫婦に代わって、剪定・下刈り・施肥・枝振り調整などをマニュアル通り、この手でやっている。マニュアルは林業センターからもらい受けた「梅の栽培方法」に関する本格的参考書のコピーである。

この通りにやれば大体うまく出来るはずなのだが、毎年毎年そうも行かない。これが当たり年と裏年の違いなのだろう。腕が悪いわけでは決してない…と思う。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と昔から言われるように、梅は徒長枝などの剪定時期や頃合いがなかなか難しい。今年の出来映えがよかったら、前年の剪定ほか全てがうまくいったと評価される。一夜漬け試験勉強の答案用紙を思い出す。

梅雨の合間を見計らって梅もぎに精を出す。これでもかこれでもかと言うほどなっている。水滴を含んだ葉っぱが容赦なく衣服を濡らす。ヤブ蚊は絶え間なく襲う。膝まずいたり、伸び上がったりの2時間あまり。二人で100kg近い収穫。

普段の生活では味わえない、自然の中に溶け込んで流す汗。膝は笑う、太ももは吊る感じ。それでも貴重な体験をする年間行事の一つになっている。シャワーと生ビールと、雨で増水した川の瀬音の接待を受ける。帰り道の1時間あまりはクルマの助手席で高いびき。至福のひとときである。

今年もお手製の美味しい、梅干し・梅ジュース・梅味噌が存分に頂ける。食欲不振の夏場には欠かせない食材である。
ここで、最近の梅干し作りについての講釈を一つ。容器に梅を入れる。それを浸すほどの「らっきょう酢」を入れる。ふたをして冷暗所に保存約4ヶ月。従来とはひとあじ違った梅干しの出来上がり。おにぎりの中味として絶品ですぞ。
      (写真:鈴なりの梅の実)


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