「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「みちのく紅葉、名湯めぐり」その3

2015年10月16日 | 旅行・レジャー

秋田県と岩手県の県境付近、太平洋と日本海のほぼど真ん中にある八幡平の紅葉を満喫し、さて次なるは。
東北自動車道をさらに北上。高速道を外れて、秋田犬の産地として名高い秋田県大館市へ。
大館市は秋田県北部にあって、市の北境で青森県と接している。かつては、東北有数の貨物取扱拠点として殷賑を極めたとという。
大舘駅前では、東京渋谷の忠犬ハチ公の縁戚となる秋田犬の銅像が迎えてくれる。
そこから日本海沿岸、能代を目指して、白神山地を横断する。途中にある名勝十二湖のうち、小さいながら最も水の色が青い「青池」を見学。   

 
        大館し中心部、大舘駅前。秋田犬が鎮座          白神山地十二湖のうち、文字通りの「青池」

 
  能代ー五所川原を結ぶ「五能線」               堤防を隔てて荒れ狂う日本海

演歌ファンならご存知かと思うが、歌手水森かおり唄うご当地演歌「五能線」という寂びれた単線が走っている。
この日は台風23号の後遺症で、日本海側もまさに荒れに荒れていた。いつもこんな荒れようかと心配したが、地元の人でさえ「これほど荒れるのは珍しい」ということだった。雄大で壮観ともいえる荒れる海を間近に眺められたのは、これも一つのラッキーであった。
ただし、線路の海側には堤防があるだけ。これほど荒れたらあの真白い塩水が、容易に列車を洗うだろうと心配さえする。

 
     走るバスにしぶきが掛かる荒海          観光目的の「千畳敷」と呼ばれる岩場。

何でこんな遠くまで出張るのか。
それは、数少ない日本海沿岸の景勝地「千畳敷」と呼ばれる岩場で休息し、美味しい海の幸を味わうという目的があったのだ。
運よく晴れていれば夕日が絶品、という触れ込みであった。が、この希に見る海の荒れようと空覆う厚い雲。 どちらも残念賞!!
でも、負け惜しみでもなんでもないが、この海の白波の大きさ凄さは、観るに値する絶景ではあった。

日暮れ前に青森県十和田市、十和田湖畔温泉に向かう。
冷たい秋の雨がバスの窓を濡らす。山道に入ったら、左右真っ暗で何も見えない。疲れをいやすためのお眠りか・・・。
と思っているうちに、バスが急停車。「クマでも出たか」と色めき立つ。ドライバーがすっ飛んで降りた。
窓から見ると直径1mもありそうな大きな岩が道路の真ん中に鎮座している。直前に転がり落ちたのであろう。
男数人が「よいしょヨイショ」、掛け声とともに道路脇へ転がして、無事通過。
そうはいっても、タイミングが悪ければどうなっていたのやら・・・。 ここも日ごろの行いのいいお客だったと言えるのだろう。

7時を回って十和田温泉到着。明日は奥入瀬渓流、十和田湖遊覧、渓谷観光が待っている。

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4 コメント

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くわばら、くわばら・・・ (takeko)
2015-10-17 04:10:10
と言いたいところじゃったんじゃね。よかったよかった。きれいねーの一言よ。ありがとう。
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やっぱり (ピヨピヨ)
2015-10-17 19:49:52
滅多にないことに遭遇されましたね。
普段の行いがこう言うところで試されたのでしょうか?
やっぱり、日頃の行いが良かったのが証明されましたね。
ご無事で何よりでした!!
旅行は、元気で無事に帰宅するまでが心配ですものね。
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takeko さん (yattaro-)
2015-10-17 22:26:21
長い旅の間には、ときにこんなこともあるってことですよね。
何事もなくてよかった。
この落石のお蔭で、男同士は仲良しになれたような。
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ピヨピヨ さん (yattaro-)
2015-10-17 22:29:55
こんな作り話のようなことが現実にあって、また一つ旅の思い出話になりました。
それに、小雨の中、バスのヘッドライトに照らされて力を合わせた男どもは一気に仲良しになったような(笑)
それにしても、クマがのっそり出てきてもおかしくないような、秋田から青森への道のりでした。
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