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大晦日、歳取りとも呼ばれるその年最後の夕食のメーンはやはり焼き魚の『塩鮭』です。
昨年は、北海道の妻の姉夫婦から、「地元の人でも滅多に手に入らない」と言う、見事な紅鮭を頂いた。
そして、関東在住の従姉夫妻からもこれに負けないほどの見事な「山漬け」の鮭が届いていた。
一般的に歳取りの魚は東日本では「鮭」西日本では「鰤」と言われるけれど、境界線はどの辺りなのでしょう。
かすかな私の記憶の中に、大人が「今年の歳取り魚はドンボコドン」なんて自嘲気味な話が有る。
貧しさと、物資の不足か鮭漁の不漁で塩鮭が手に入らず「塩ホッケ」を代用したと言うのです。
『塩鮭』の皿には縁起物の『数の子』と『ゴマメ』も欠かせません。
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歳取りには欠かせない『煮しめ』です。
火を入れない鮭と共に、お仏壇と、そして神棚に供え、一年の無事を感謝します。
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これも縁起物の『煮豆』で、黒豆を煮ています。
「マメ」(健康の方言)で過ごせた年に感謝し、新年も「マメ」で過ごせるようにと言う縁起物でしょう。
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鮭の頭から取った「氷頭(ひず)」を使った『氷頭なます』です。
「氷頭」は私が鮭の頭を切って取り出したものです。
ここまでがこの地では欠かせない、縁起物の皿でしょう。
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ここのところ欠かせない料理になっている、紅白の『かまぼこ』です。
我が家のさつま芋「ムラサキマサリ」を使ったスイーツと同じく我が家の「キウイ」の果物。
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スベルべママ工夫の一皿。
我が家の野菜「エンダイブ」「リアスからし菜」などの他に生ハム、銀杏、白マイタケも見えます。
素麺を揚げて作った舟の中は「クワイ」と「山芋海苔巻」の揚げものです。
スベルべママ渾身の手作り料理はまだ続きます。
(続く)
昨夜からは猛烈な吹雪が続いています。
こうなると、積雪量とは関係なく、「吹き溜まり」が出来て大変です。
今朝もこれから、そう五時四十分からホーム除雪のパートです。
五時になったら一旦出勤し、ストーブを点けてから帰宅して、
勤務開始時刻まで家の前の雪掻きをする事にしましょう。