久しぶりに「イチカラ畑」のリーダー「悠童」から電話が有った。
「あのー、今日も百菜花んで蕎麦の店やるんだけれど来て見ませんか、テレビの撮影もあるし」
誘いに乗って、安納芋の百菜花んへの納品を兼ねて行ってみた。
こんな立て看板がひっそりと立っている。
なになに、「けっして高いわけでなく ブランドでもない」ってこりゃどういう事?
でも、この宣伝に嘘偽りは有りませんね、旧牧草地、放牧地を耕して蕎麦の実を播いているだけですから。
お、なるほどなるほど、カメラを担いだテレビ局のスタッフが撮影中ですよ。
道理でいつになくはやっているワイ。この前に来た時なんて閑古鳥だったものね(笑)。
おいおい、カメラマンさん、自分の手を写してどうなるのよ(笑)。
カウンターの横には食券の券売機も付いています。
スベルべの食券のナンバーは15番。カウンター越しに「大盛りの大盛りなっ」なんて声を掛ける。
いやー、本当に大勢のお客さんが引きも切らず感心して「悠童」に問うと、
「テレビ局の取材が有るってJAの本店に電話を入れておいたんですよ」だって。
そんな準備周到の彼らにも陥穽が。
食券番号22番あたりでなんと、蕎麦が売り切れになっちゃいましたよ。
「ほら、百菜花んの店内にイチカラ畑の乾麺が有るから買ってきな」なんてからかいました。
この食数から見ても彼らの蕎麦の売れ行きが想像できましたね。
高価なキッチンカーの元を取るには何年かかる事やら。
でも、ただ蕎麦を栽培し、製粉して売ったり、蕎麦茶にして売ったりするよりも一歩前進ですね。
もうヒッピーのような風体のひげ面の若者たちが農天市場を訪れてから五年くらい経ったのかな。
スベルべの話を聞き「いいっすねー、俺たちも百姓やりたいんすよー」なんて言ったっけ。
その時は、スベルべもあごひげを蓄えていて、ひげ面を揃えて記念写真を撮ったなー。
彼らとの付き合いは深まり、昨年なんて我が家で一泊の忘年会。
スベルべの子供のような年代の若者たちの相談に乗り、そして一緒に遊んだりしています。
退職して早八年、「越後の台所 すずきち」のマスターや「イチカラ畑」のメンバーなど、
どんどんと若い友達が出来て、スベルべも歳をとるひまも有りゃしない。
スベルべはスベルべママも含めて若者たちとの交流、交友が結構多い暮らしですね。