暑くて、しかも雨がちだった今年の気候に里芋が大きく育った。
高さはスコップと比べてこれ位。スベルべの背丈ほどの物もある。
里芋本体を削らないように入念に周囲の土を取り除く。
そして、下周りに慎重にスコップを入れて、株を土から離して引き抜く。
ほら、株もとには小芋が顔を覗かせていますよ。
豊作に胸が高鳴る瞬間です。
これが株の大元、「親芋」と呼ばれる部分です。
通常は食べないのだけれども、この少し硬い部分を好む人もいる。
我が家でも作っているけれども「タケノコ芋」と言う芋は、この部分が長く伸びる品種。
この親芋を主として食べますが、里芋よりもねっとりとして美味しいものです。
粘土質の水を含んだ土は軍手をはめた手にもご覧の通り着きます。
この畑は元水田で、スベルべ夫婦が結婚直後に亡父の仕事を手伝い、一輪車で土を運び埋めたところ。
30数年前でも「若いのに、凄いね」なんて近所の人には驚かれた記憶も。
ほら、籠の中に大きな里芋がどんどんとたまり始めましたよ。
山の畑でさつま芋を掘った帰り道の仕事。
「トーちゃん、雨が来る前に掘ろう」と言うスベルべママの提案で始めた仕事です。
マックスは軽トラの運転席から退屈そうに眺めていました。
(続く)