こうして、夫婦二人で延々と二時間余りの脚立上生活(笑)。
最後は、もぎ取る指が疲れて、いわゆる攣った状態になり曲げられなくなったりしていました。
こうして収穫した結果、一つ目のプラスチックの籠はすぐに満杯。
二つ目の紙製の箱も一杯に。
そして最後、三つ目はユリの球根用のコンテナまで使ってこれもほぼ満杯。
ようやく、雨が降り出す前に収穫が終えたのでした。
まだ、収穫したジュンベリーは整理が終わらず最終的に目方の集計はしていないけれど、7~8キロは有るでしょう。
まだ、樹上にはかなりの数が残っているけれど、後は小鳥たちにプレゼントしましょうか。
しかし、仕事はこれで終わった訳では無くて、雨が降りださない事を良い事に家に帰って裏のグミの収穫までしてしまう。
夕暮れが迫っていたけれども、スベルべママは友達に声を掛け、その友達は小さなお孫さん二人を伴って来宅。
小さな二人のお客さんは、大喜びで歓声を上げてもぎ取り、口にしては「美味しい!」の連発です。
実は、あまりのジュンベリーの実り方にあちらこちらに声を掛け見学に誘っていました。
でも、県内最大手の地方紙には「記事にし難い」と袖にされちゃい、腹の中で「そりゃ貴方の筆力」なんて毒づく。
しかし、市役所の農政室した連絡には反応が有り、女性職員とそしてそして誘って頂いた県の地域振興局から来て頂きました。
それは一昨日の事で、昨日の朝は市内のミニコミ紙からも取材が有り、ようやく溜飲の下がる思いでした。
地域振興局の農業改良普及センターの果樹栽培担当の女性は「大学で果樹を専攻していましたが、
ジュンベリーは耳にした事は有ったけれども、実際に見たのは初めて」と驚いて居られました。
スベルべがどうして、焦ってあちらこちらに連絡を入れたかと言うと、決して自慢したかったわけではありません。
こうして、3mもの大雪に襲われる雪国でも作る事が出来る果樹が有る、そんな事をお見せしたかったからです。
これだけの実の量を付けさせる花ですから、小さな白い花ながら霞んだように見えて本当に美しい。
そして、晩秋には見事な紅葉も見せてくれます。
もっともっと、多くの人に知って頂き、雪国での栽培を推奨したいものです。
(終り)