畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

マックスと朝の畑へ行く

2014-06-04 20:38:31 | 

 雨が降らず、そして記録的な暑さが続く中さつま芋を植えた。
このさつま芋「鳴門金時」は前日、妻と二人で七時半までかかって植えた物です。

 連れて行ったマックスはもうお休みタイムに入り、畑の隅で熟睡していました。
夕食は八時を過ぎていたけれど、かと言って朝の水やりを欠かす訳にもいきません。
 

 山極からはもっとも晩生の「寿」と言う品種が植えられています。
マックスはぶらぶらと畑の中を散歩しています。いや、さつま芋の植え方をチェックしているのかな(笑)。


 農道を歩いて見えなくなっても、やがて帰ってきます。


 ここのところ、お腹の具合が悪かったので一昨日、かかりつけの獣医さんに行きました。
ご夫婦でマックスを見て、「生きていたのか!」と驚かれた様子。

 「フィラリア」の投薬の通知葉書を出すことをためらっていたそうです。
先回の診察ではそれほど悪かったのですね。マックスの幽霊ではないかと足元を見ていらっしゃいましたよ(大笑)。


 足元がおぼつかず、時折りマルチシートに足で穴をあけちゃいます。


 山極の「寿」の位置から見たさつま芋畑の全景です。
一昨日までに2000本程植えています。残り畑1200本くらいかな。


 山の畑に散水に行く時は、この450リットル入りのタンクにエンジンポンプで水を汲み入れて行く。
使い切る事は無いけれども、一回に300リットル以上は使いますね。


 先月の28日。最初に植えた白皮の「黄金千貫」の苗がひん死状態。
でも、さつま芋って強い作物で、これでも大丈夫で根付いているはず。


 こんな風になったらもう散水の必要も無いですね。
マックスも、さつま芋も本当に生命力の強い生き物。

 あ、さつま芋と一緒にしたのではマックスに失礼かな。
でも、本当に獣医さんの御夫婦は、驚きの表情でカルテを見ていらっしゃいましたからねー。



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「木村秋則」氏と「篠田新潟市長」トークライブに行く(2)

2014-06-04 12:29:12 | 暮らし

 さて、いよいよ新家のお二人の登場です。
紹介の後、お二人の前に置かれた自然栽培グループが作った野菜の話に。

 木村さん「うーん、これは本物の野菜だな、この蕪の葉の色を見てよ」とおっしゃる。
この蕪のように、深い緑色では無くて淡い、薄いグリーンの葉が肥料を使わない自然な色なのだとか。


 訥々と、しかも説得力の有る話を続けられる木村さんです。
命がけで事を進めてきた人の持つ力なんでしょうね。


 新潟市が国家戦略で農業特区に指定されています。
スベルべは「なんだ、ただ大規模化を図ったり企業の参入を進めて外国に対抗しようと言うのか」と思っていた。
でも、場所とテーマからを受けたからか、篠田新潟市長は特徴のある野菜栽培にも話を進められる。


 他でも見た事のある場面だけれども、やおら厨房に声を掛け胡瓜を調達して実験開始。
なんとポキンと折った胡瓜を再びくっつけて見せようと言うもの。


 「失敗する事も有るからさ、事前に失敗するかもしれないって言っておくのよ」なんて笑わせる。
でも、見事成功。「ミスターマリックさんも教えてくれって言ったものなー」なんてジョークも出ます。


 いまや、農業に携わる人で知らない人は無いと言うビッグネームの「木村秋則」さんが、
どうして限定40人の小さなトークライブにおいでになられたのでしょう。

 トークライブの進行役と言うか、コーディネーターの「宮尾」さんの力だとすぐに分かった。
なんと宮尾さんを中心とする「自然栽培」グループは、何年も前から木村さんを講師に招いて勉強会をしていたのです。

                        (続く)
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復興牡蠣が届いた!!

2014-06-04 04:18:12 | 食べ物

 先日見慣れない電話番号の着信が有り、いぶかりながら出るとなんと『ヤマヨ水産』の小松さんだった。
「牡蠣の発送準備が出来ましたので送ります」とのお話。

 日曜日発送の月曜日到着との事で夕方の配達時刻を指定して頂いた。
月曜日は、新潟市でのイベントに出席だったけれども、もうそわそわと牡蠣の到着が待ち遠しくてたまらない。

 夕方になり、もちろん夕食のメニューは牡蠣です。「でも、トーちゃん遅くなったらどうしよう」
なんて言っているうちに宅配便のトラックが到着し、重い発泡スチロールの箱が届いたのです。


 こんな丁寧なお手紙と、殻付き牡蠣を持つための軍手、そして殻をこじ開ける金物まで入っている。
そうか、この「ヤマヨ水産復興・オーナー制度」募集から二年経ったのかとあらためて思った。

 小松さんからは「お待ちいただく事になるかも知れません」との連絡は頂いていました。
「私は全く急ぎません、何時でも結構ですよ」との返事はしていた記憶が有る。


 自宅も、加工場もそして、大事な牡蠣筏も全てを無くされた小松さんの「ヤマヨ水産」の御苦労は計り知れません。
でも、ご家族が揃って頑張られ、牡蠣の出荷が出来るようになった事にはご同慶に耐えません。


 急いで箱を開くと剥き身の牡蠣の袋の下には殻付きの牡蠣がどっさりとは言っていました。
食いしん坊のスベルべトーちゃんは、もう大きな蒸かし鍋に水を入れガスコンロに上げて待っていたのでした。


 とてつもなく大きな殻付き牡蠣は大きめな鍋にも4個がやっとと言うサイズ。
説明書、レシピに従ってオーブンレンジでも蒸します。

 蒸し上がった牡蠣はレモン汁をかけて早速頂きます。
「トーちゃん涙が出るでしょう」「なんで?」「あまり美味しくて」
「違うよ、見事に大震災、大津波から立ち直られたご家族を思ってだよ」



 もちろん、牡蠣ばかりでは無くて妻はこんなサラダも作ってくれました。
美味しくて、嬉しくて本当に涙がこぼれそうだったけれども恥ずかしながら食欲が優先(笑)。

 さて、気まぐれスベルべトーちゃんがこのオーナー募集を見つけたのは何がきっかけだったかなー。
何か、火事場泥棒のような気後れも有ったけれども、食い意地の張るスベルべは二口の申し込みをしたのでした。

 ご挨拶の終りに「ご感想をお聞かせ下さい」と有りました。
本当に私のオーナー制度への申し込みがお役に立てたのならばこれ以上の喜びは有りません。

 スベルべも不条理な災害、「中越地震」そして「新潟福島豪雨」からなんとか立ち直っています。
これも、自分自身の力だけでは無くて、多くの方々からの応援を得てこそのものでした。

 スベルべの信条「春の来ない冬は無い、朝の来ない夜は無い」です。
絶対に人は悲しみからも、苦しみからも抜けだし立ち直ることが出来るはずです。

 なお、「ヤマヨ水産」さんは第二期のオーナーの募集も始めておられます。
http://yamayosuisan.wordpress.com/をご覧ください。
もちろん、スベルべは第二期にも応募するつもりでおります。
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