畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

自作のガイドパンフレット(その2)

2018-06-10 14:32:14 | 暮らし

   ようこその歴史と自然と景観の宝庫、下島『上の原』に(その2)

         (上の原から見た歴史)

  1万2千年程前に氷河期が収束し、人間の生活が始まり、

上の原のA遺跡と呼ばれる地域では旧石器時代の石器が発見されています。

この1万2千年前というと、縄文時代が始まった時期にもなります。

9千年ほど前には海岸線の進行により内湾が形成され漁業もなされたと言います。

下島の下手の山からは海水に住む貝類の化石が多く見つかります。

3千年ほど前から居住地が台地上から下へと移動が始まります。

 

 上の原からは、多くの土器、石器などが出土していて我が家にも、

祖母が長芋の収穫中に掘り出したという、磨製石器があります。

静かにしていると古代の縄文人たちの話声が聞こえてくるかもしれませんよ。

 

 私たちがその縄文人の子孫だという確証は諸説が分かりません。

しかし、上方から優勢な部族が攻め入り、先住民は東北に逃げ延びたとも言います。

さて、日本人も南方系・北方系が居ると言いますから、さて私たちはどちらでしょうか。

遠くから嫁いできたり、遠くに嫁いだりして特徴は平均的になっているのかも知れません。

 

 さて、台地から下を見ると魚野川が良く見えます。

いつ頃までか、今のような水防技術の発達も無く、大水の度にあちらこちらと流れが変わる暴れ川だったのでしょう。

明治30年、今から120年ほど前の大洪水でも下島から竜光の山まで水で繋がり、

7年前の大洪水と同じような状態でした。


 なお、宝暦14年(1757年)に下島の下手に有った新道島集落が魚野川の洪水のために、

田畑、家屋敷が欠け流れ、川東に移転したと言います。今から260年ほど前のことになります。

           (続く)

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健康ウォーキング(集合出発)

2018-06-10 14:31:44 | 暮らし

 案内に「当日飛び入り参加も可」と書いたので仕方ないのだけれど飛び入り多数。

最終集計したスベルべ予定より15人多く、飲み物とパンを追加発注。

 

 合計参加人員66名での「健康ウォーキング」になったのでした。

スベルべの開会あいさつに次いで分館長挨拶。次に足のストレッチをしていざスタート。

 

 66名と言うと長い隊列になりますねー。

もっとも気を使ったのが国道の横断です。赤信号でも無視して侵入する自動車が居て油断がならない。

 

 66名と言うと、先頭から最後尾までかなり長い隊列。

全体を見渡し、スベルがペースダウンを指示するけれど、いつの間にか早くなる子供たち。

 

 

小学校低学年の子どたちの早いこと早いこと、ハンドマイクでスベルべがペースダウンを指示。

それでも、この年頃の子供たちの元気さは他に比べることも難し程のエネルギーの塊。

        (続く)

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自作のガイドパンフレット(その1)

2018-06-10 04:06:56 | 暮らし

    ようこその歴史と自然と景観の宝庫、下島『上の原』に(その1)


            (地形上の特徴)

  『上の原』は魚沼丘陵の一部で河岸段丘により作られました。

堀之内全体では高さの異なる10数段の段丘地形が作られています。

 40万年前から3万年前あたりにかけて形成されています。最も古い平面が川東の根小屋牧場面。

新しいのが月岡面(月岡公園)になります。

 長い年月の間に、田河川や魚野川の氾濫原が大規模な地殻変動により持ち上がり出来上がったのです。

標高は210mから250mほどの高さです。

 

 段丘の土は持ち上がった氾濫原の上に降り積もった火山灰などで形成された赤土が覆っていて、

この赤土は「ローム層」と呼ばれています。

新潟県の黒姫山、妙高山などの火山灰ばかりではなく、遠く九州の阿蘇山、

鳥取県の大山などの大噴火による火山灰もローム層に含まれていることが分析によって分かっています。

 

 畑の土は黒く見える部分が多いですが、これは「黒ボク土」と呼ばれる土で、

,6千年前に降った火山灰にイネ科の植物、笹やススキなどが枯れて腐り混じって出来たものです。

「黒ボク土」は柔らかく、水はけ・水持ちがよい耕作に適した土なのです。

「黒ボク土」は1年間に0.1mmずつ出来上がったと言いますから気の遠くなるような話ですね。


               (続く)

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健康ウォーキング前日

2018-06-10 04:06:33 | 暮らし

 公民館活動の一環として今日は「健康ウォーキング」が行われます。

なんと、実施責任者の文化教養部長を仰せつかったスベルべトーちゃんは昨日現地を一人で整備。

 

  夏草が茂って視界を妨げ始めている。

しかも、視界を大きくさえぎる無粋な木さえある。

 

  何方の持ち山か知らないけれど、少し乱暴な作戦で切り倒すことに。

一人では少し危ない仕事だったが、ヘルメットを着用し、足元を固め、慎重に斜面を降りて伐採作業。

 

  下の集落から見上げてもかなり目立つ大きな木だったけれども、3本とも無事に伐採。

斜面だから、反対側から切り込みを入れるまでも無く、3、4センチ残ったところでバリバリと音を立てて倒れた。

 

 視界をさえぎるばかりではなくて、足元も危ない夏草の繁み。

これは持参した草刈り機で、草を刈るしか有りません。これも一人でバリバリと。

 

  こんな風にきれいに草を刈り払いました。

これで、小さなお子さんでも危なくない環境が出来上がり。

 帰宅してから、自作の案内書、ガイドの文章を作り一部の参加者(家族連れ)に配布。

幸いなことに天候も曇りがちながらも降水確率は低い。50数名の参加者を安全に案内しましょう。

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