もつ煮込み(その1)
昔、小出駅の近くにその名も「ホルモンセンター」と言う、煮込みの美味しい居酒屋が有った。
そこの「煮込み」は秀逸な味で、大抵一杯では済まず、お代わりをしたものだった。
当然、お酒も一杯では済まず、コップを二杯、三杯と重ねるうちに電車の時刻が迫るのだった。
でも、その煮込みの材料は後年モツでは無くて豚の頭肉だったと聞いた。
牛肉の話でも触れたが、牛の頭肉を材料にした煮込みも中々美味しいものだ。
ゴキブリ亭主の私も、比較的暇な冬の手仕事と言おうか、手すさびに「もつ煮込み」を作ることが有る。
さて、モツ煮込みの王道と言ったらやはり、豚のモツの煮込みになるだろう。
今は下処理をして、ボイルした「ボイル豚モツ」が袋詰めで売られているから、扱いも簡単だ。
(続く)