畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載155「浜茶屋と浜焼き」(その3終わり)

2018-06-05 07:42:06 | 暮らし

                             浜茶屋と浜焼き(その3終わり)

 

 なお、最近知ったことなのだが、ここで「アナゴ」と呼ぶ代物は実はアナゴでは無くて、

「ヌタウナギ」と言う別種でした。道理でアナゴよりはぬめりが強そうだったな。


 帰りはビールの酔いの余韻を引きながら、またガタンゴトンと玩具のような電車に乗って帰ったものだった。

今は海へ行くとは言っても、何時でも自家用車で行けるような便利な時代になってしまった。

でも、電車やバスを乗り継いで行き、一日のんびりと過ごせたことは、何物にも替え難い幸せな時間だったとも思う。


 今でも姉夫婦は時々浜焼きを手土産に遊びに来てくれるが、

自身もアナゴの好きな義兄は「今日は有ったよ」と、嬉しそうに言って渡してくれるのだ。

そして、貰った私はと言えば、一瞬あの懐かしい浜茶屋が脳裏をかすめる。

            (終わり)

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霧の宿「雲海」に行く(その3霧は徐々に薄くなり)

2018-06-05 04:06:59 | 旅行

 霧に包まれてはいるけれど上々の天気らしく、霧の上の空は青空のようだ。

ようやく急斜面の木々が見え始めてきました。

 

  簾の衝立があり、外に突き出て見えるのが露天風呂の男性用。

そして、見えないけれどその向こうが女性用の露天風呂で、これは通年このままで男女用が変わることは無い。

 

  そして、すぐ下には道路が通っているのだけれど、気にはならない。

何せ、早朝など写真を撮るための人が乗る自動車がたまに通る程度ですから。

 

  霧は風に流され、濃くなったり薄くなったりを繰り返す。

これは霧の海「雲海」の出現が期待できそうです。朝の露天風呂は6時オープンですから行ってみましょうか。

 

 徐々に霧が下がり雲海が出現しました。

感動の一瞬です。ほぼ正面の真ん中が少しくぼんで見えるのが「苗場山」です。

               (続く)

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