救急車騒動(その2)
酒が終わり、帰り始めたが私の班で後片付けをする人がいない。
役員だけに後始末を頼むのは悪いと思い、後片付けを手伝って、先に帰った人たちを腹立ちまぎれに、
自転車を飛ばして追う。
そして、運悪く歩道の新設工事が途中で途切れたところにそのままの勢いで飛び込んでしまったのだ。
そんな危ないところに安全柵も標識も無かったのもでたらめな話だが、飲んで自転車に乗ったのもでたらめだったのだ。
かなりの勢いだったが、飛んだ瞬間に反射的に身体中の力を抜き脱力した。
体を固くしたままだと怪我が重症になると言うとっさの判断だ。
そして、全身を脱力させたまま、段差が大きく深い側溝に頭から軟着陸。
でも、頚損は防げたのだが、頭部、顔面への衝撃は大きく、泥の溜まった側溝の中で身動きもならずに座り込んでいた。
幸いなことにそのすぐ脇の家で、奥さんが大きな音を聞いたと心配して出て発見していただき助かった。
すぐに救急車を手配するとともに、我が家にも連絡。
でも、駆けつけた妻は泥まみれの血まみれ状態の私を見ても誰だか瞬時には分からなった、
どこの年寄りだろうと思ったと今でも言う。
(続く)