ストリートビューでマックスに会う(その1)
人の死も、ペットの死も悲しんでいても切ないかな、時間が経つにつれ、悲しみも思い出も日々薄れていく。時間が解決してくれる。と、言うものであろう。いつまでも日萎れて暮らしていたのでは当事者の命も短くなると言うもので、それでは死者も浮かばれないのかもしれない。みんな、残ったものの事を気に掛けながらあの世へと旅立つのであろうから。
十六歳であの世へと旅立った犬のマックスとの別れも辛かった。朝夕の散歩は言うに及ばず、畑仕事、登山と付き合い寄り添ってくれていたのですから。
ある時、メールで「八木さん、マックスがグーグルのストリートビューに家の前に座っているよ」と教えてもらった。それが、グーグルアース、グーグルマップを見る機会となった。これは衛星から撮った写真が利用されている。
なるほど、ソフトを開き我が家の住所を入れて検索すると、先ずは空から眺めた我が家の付近が見えてくる。そして、拡大すると画面は変わりなんと我が家間前の道路が現れてくるではないか。
(続く)