畑仕事のサツマイモ掘りも、順調に進み半分掘り終えて一段落でした。
連日のサツマイモ掘りで疲れたことと、置き場所も窮屈になり一休みの一日。
思いついて、夫婦二人暮らしの同級生をサツマイモ掘りに誘いました。
進呈する分だけを掘り、後は風景を見せて楽しもうと考えてのことです。
ところが、この日は二人を歓迎するかのようなアキアカネの大軍。
最近ではなかなか見られない、空一面に群れ飛ぶアキアカネは客人を歓迎するようです。
今年春に聞いた、生物の講演会では1993年を境に減少したとされていました。
その年から、悪名高いネオニコチノイド系農薬の使用が開始されたのでした。
面白いことに群れ飛ぶアキアカネも休憩が必要らしい。
広い畑の中の突起物を見つけては停まって休憩です。これはイボ竹の上ですね。
でも、ずっとここで飛び続けるかというとそうでもない。
午後に一人でここの畑に登ってきたら、アキアカネの姿はほとんどありませんでした。
我が地域のJAは今春、4組織が合併して大きくなって発足しました。
農薬についての考えが変わったかと聞きたくて、新生JAにメールで質問。
新規発足で皆さん緊張感があるのかな。職員3名と、経営管理委員の4名で来宅。
私の話に耳を傾けてくれ、今年度使った農薬の一覧表も持参してくれたのでした。
その中でも、アキアカネの姿が増えたことに触れ、農薬の種類を替えたかの質問には答えられなかった。
農薬散布の指導をする、JAの職員は、無関心なのか勉強不足なのか、それともとぼけていたのでしょうか。
アキアカネ、写真に写るほどたくさん飛んでいますね。トンボも渡り鳥のようにどこかに行くと聞いたのですが、その前の全員集合だったのかも。JAの職員さんはトンボの群れまで気にしていられない秋の風情は仕事の中には入っていなかったのかもしれませんね。
でも、喜んだのもつかの間のこと。午後から同じ畑に行っても姿はほぼありませんでした。
お話しのように気まぐれに、散歩を楽しんでいたのだったでしょうかね。
夏山登山をすると、高い山には避暑に来るのかアキアカネの姿が見られました。
JAの皆さんで、自然環境に気を配り、観察している方は居ないようですね。