畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

小さな店の豊かな品揃え

2012-08-21 04:52:11 | 

 夏野菜もピークを過ぎつつ有るけれど、農天市場のテーブルの上は賑やか。
あ、ティッシュボックスは売っているのではなくて、試食の「小芋の煮コロガシ」を食べた際の手拭き用(笑)。


 四人分の野菜が所狭しと並び「凄い種類!」なんて呟くお客様の声が聞こえました。
私の主義を理解した人が集まった結果、無農薬、減農薬主義の生産者集団になってしまった。


 ブログを通じて付き合いの始まった「忠べえ」さんの小型スイカです。
彼も小指の先ほどの「マイクロトマト」を初め、ユニークな野菜を出品します。


 なんと、その「忠べえ」さん、「有機JAS」の資格を取得しています。
一緒に出品するEM農法の「大助庵」氏が解説してくれたけれど、この資格の取得は至難な事とのこと。

 多数のお客さんが、先ずは価格と数量の多さを気にし、安全性とかは気にされません。
だから、「忠べえ」さんのこんなに貴重な物も、彼の努力から考えたら本当に低価格。
農天市場でも手伝った下さるけれど、彼の飾らない、淡々とした人柄は、スベルべ夫婦の心の癒しでも有ります。

 残念ながら、来週は月末恒例の「小さなお店のマーケット」に参加するので農天市場は欠席。
彼の野菜に会いたいとお思いでしたら、九月初めの農天市場にお越しください。
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マックスの苦手なもの

2012-08-20 04:39:09 | マックス

 一昨日土曜日、農天市場営業日の朝です。
マックスと朝の涼しいうちに、山の畑にニンジンと葉ネギの収穫に出かけました。
涼しい朝の時間帯はマックスも元気で、軽トラの助手席から飛び降りて走ります。


 何の匂いがするのか、嗅いではマーキングをするので、追い越して待つ。
曲がり角で軽トラを降りて待つと、ようやく追いついてきました。


 畑に着いたマックスはトラクターで耕し終えた、ジャガイモの収穫跡で遊ぶ。
雨らしい雨は、夏祭の15日のみだったが、それでも十分な湿り気にはらなず、畑は砂漠のよう。


 さて、日が昇り暑くなると日がな、車庫のコンクリートの上で寝ているマックス。
農天市場の日は、午後三時になると近所のオジサンが散歩に連れ出して下さいます。

 ところが、散歩の途中から雷が鳴り始めました。
最近、とみに耳の遠くなってしまったマックスだけれど、さすがに大きな雷鳴は聞こえ、
怖くて、のそりのそりと、農天市場のテーブルの下に潜り込み、出てこない。


 「ねー、トーちゃん、雷終わったー?」なんて顔をして見上げます。
これでも、耳が遠くなったことが幸いし?最近は騒ぐことが少なくなりましたよ。

 若い時は、遠くの雷鳴やら、花火の音に敏感に反応し、「なんでヒーヒー、クーンクーンなくのかなー」、
なんて思い、マックスの居る所に行くため表に出ると、遠くで雷鳴と稲光りが見えたりしたものでした。

 この日、マックスを怖がらせた大きな雷、雷鳴も残念ながら川向うの山の上を通過し、
我が家の周辺や、山の畑に恵みの雨をもたらすまでには至りませんでした。
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子供祭囃子の日

2012-08-18 20:34:22 | 暮らし

 15日の午後一時に予定通り、我が家の前に子供たちが集まり始める。
期待と不安の無い混ぜの表情が見られる。


 今年は小学生から高校生まで、17人のメンバーが顔をそろえてくれた。


 さー、練習の成果を見せておくれ。


 でも、この晴れ舞台を踏むまでには、何日物夜間練習が有りました。


 兄貴分の手ほどきを受けました。


 さて、「おのこのすなる祭囃子をわれもせんとて」とばかりに元気な女の子も登場。
「ほらっ!元気が無いぞ!太鼓を壊すくらいに叩け!壊れたらオジサンが買ってやる!」
と、総責任者スベルべオジサンの檄も飛びます。 


 炎天下の二時間にわたる巡行が無事に終了。
スベルべオジサンが代表して、お礼の言葉と、図書カードを参加者に配り終了。
夜も七時半から、子供たちの晴れ舞台、夜の祭囃子が待っていたのでした。
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祭囃子が鳴り響く

2012-08-17 04:00:42 | 暮らし

 二日間にわたる夏祭りが無事に終わった。
宵祭である、一昨日は時折り雷雨が襲う不順な天候。

 祭囃子の開始時刻、七時半が近くなっても雨は止まず、皆が落ち着きを失う。
「どうしよう?どうする?」と、落ち着きを失いざわめく声に一喝「ちょっと待て!」

 「案ずるよりも生むが易し」 雨は開始直前に止み、以後祭囃子が終わるまで一粒の雨も落ちなかった。
そして、二晩目の昨夜は開始直前のイベント「大ビンゴ大会」に二百名を越える参加者が集合。


 ビンゴ大会が終わって盆踊りが始まる。


 「祭囃子」を担当する若者たちを中心に踊りの輪が出来る。


 小さな子供の姿も多く見え、こんなよちよち歩きの幼児も手を振って踊りを真似、
祭囃子の屋台を珍しそうに見上げる。


 一晩目の踊りの輪よりも大きくはならなかったが、それでも老若男女が踊りまくる。


 「でんでらでんの~でっかいかかも~て~ば~ 二百十日のやさ風よけだ~♪」


 かき氷、風船水ヨーヨー、焼トリ、お菓子の掴みどりなどの夜店も大繁盛。  
予定して、準備した二晩用の材料が一晩目で無くなってしまうほどの大賑わいとなったのだった。。


 無事に盆踊りの祭囃子を終え、若者たちも興奮の残る中で記念撮影。
「おーい、みんな明日のブログで世界中に発信するが、顔には自信が有るかー」なんて茶化す、
スベルべの声に元気な笑い声が湧く。

 ありがとうよ、若者たち。
ほら、私が一晩目に言ったでしょう「心配するよりも元気にやろうと元気を出せば、雨なんて吹っ飛ぶぞ」とね。
心配するよりも、前に進もうと元気を出したならば、きっと、道は開くのだよ。

 とにかく、若宮八幡宮の神様。どうもありがとうございました。お陰さまで夏祭りも無事に終えました。
そして、運営に当たった当番「年行司」の皆さんありがとうございました。
でも、これで全てが終わった訳ではありません。

 これから五時集合で屋台を分解し、幟用の旗竿を倒してしまい込みます。
全ての後片付けが終わるのは、午前中一杯かかるでしょう。
そして、夕方六時からは慰労会兼反省会。それが終わってようやくスベルべの肩の荷は下りることになります。
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「萬民豊楽」

2012-08-16 05:42:40 | 暮らし

 昨日は村の夏祭りの初日。近郷近在の村々が人手不足や多忙を理由に一に日だけの開催になっている。
そんな事情の中、我が村だけは昔と同じ二日間の祭となる。

 昨年に続き、今年も祭の実行委員長、責任者として祭全体の指揮を取らなければならない。
六時からの祭の準備作業に備え、一人五時半前に出動し、怠りの無いように会場全体をにらむ。


 田舎の住民は律儀です。定刻の六時前には集まり始めたけれど、全員の集合まで作業は待ってもらう。
櫓の組み立て、幟ようの旗竿立て等々仕事は盛りだくさんだけれども、それぞれの仕事のリーダーを指名し、私は全体を見守る。


 我が村は二つの地域に区分されている。その二つの地域のそれぞれ第二班が今年の祭の当番。
しかし、班は七班有るために祭当番は七年に一度。どうしても手順は忘れられ、試行錯誤の繰り返し。
幟の旗竿も、頂点に着ける幟の上げ下げ用の部品の取り付けとか、中々難しい部分も有るのです。 


 櫓の組み立ても、部品の配置が難しい。
毎年悩むので、知恵者が昨年だったかマークを書きいれたのだがそれでも中々上手くいかない。
今年も一度途中まで組み立てたけれども、上手く行かず一回壊して再度組み立てる羽目になってしまった。


 それでも、五十人は軽く超える陣容で何とか幟を引き上げるところまで作業は進む。


 櫓、旗竿にススキと萩を飾り付けて準備は終了。
いよいよ、幟を引きあげます。神社の前の幟、二対が静かに上がる。

 「ほら、ここでスベルべさんの講釈が有るよ」なんてズバリ言われてしまうけれども、
やはり、ここでは知らないよりも知っていた方が良いと思って、幟の字句の説明をします。

 左に「五穀豊穣」、そして右に「萬民豊楽」と有ります。
萬の民が豊かに楽しく。堂々と書かれた見事な文字と、この内容は私の大好きな言葉です。
「良いですか、豊かに楽しくって、経済的なことばかりでは無くて精神的な面も含めてですよ」
と、スベルべは毎年同じことを繰り返し、皆さんに話をするのです。
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