夏の朝です。畑の手前で軽トラの助手席から飛び降りてマックスは自由に疾走。
でも、バックミラーでマックスの姿は常に確認し、見えなくなると出てくるまで待ちます。
Т字路の向こうに行ったマックスは、大急ぎで走って帰ってきます。
少し筋肉は減ったけれども十三歳にしては、ま、立派な体型と言えるでしょう。
人間にたとえたら、七十五歳にはなっているのでしょうね。
トーちゃんの朝仕事が伸び、日が昇ると暑くなります。
マックスは軽トラの下の日陰に一時退避。
そして、仕事帰りには何時もの用水に入って火照る足の冷却と水分補給。
マックスの夏の最大の喜びで、ドアを開けると私を押しのけるように降りて一目散。
「マックス!川の水を飲み干すなよー」なんてからかいます。
これでようやく食欲も出て来て、朝食も涼しい時よりも少ないけれどもきちんと食べます。
さて、スベルべトーちゃんは今日でこの薬「メチコバール」ともおさらばになりました。
実は五月の雪消え時の大切な時期から、右腕の握力が落ちて悩んでいました。
県立病院でMRIの検査を受け、医師の診断結果は「頚部脊柱管狭窄症」とのこと。
「ずいぶん、乱暴な生活もしてきましたから、その怪我の後遺症でしょうか」とのスベルべの問いに、
「いやー、全体の形としては怪我の後遺症も見られず、綺麗ですよ。原因は加齢でしょう」なんて。
もう随分ストレートに言うんだなー、お医者さんって(笑)。
そりゃ、そうだろうけれどもねー、もうちょっとねー、何とかねー(笑)。
六月にも診察を受け、再診は二カ月後この九日の九時からと言うことになっていました。
ところがねー、これをコロっと忘れてしまい、アッと気が付いたのは午後の事。
謝りの電話を入れて再予約が今日の十時からでした。
握力も戻った手ごたえが有り、「ロシナンテ」ことホンダスティード600に打ちまたがり病院へ。
一時期は字も満足に書けず、麺類を食べるのにはフォークまで必要だったのにいつの間にかほぼ全快。
握力を測定して頂くと、左右共に五十数キロを示します。
「大丈夫ですねー、診察も、薬も止めてしばらく様子を見て下さい」
嬉しくて「握力が戻ったのでオートバイで来ましたよ」なんて軽口が口をついて出ます。
「オートバイは気を付けて下さいよ」と先生。
そうですよね、オートバイで怪我をして「また来ましたー」なんて言ったら笑い話になりますからね(大笑)。