今年は梅雨も空梅雨気味だったが、その後も極端に雨量が少ない魚沼です。
八月になって雨の記憶は、皮肉なことに開催を悩ませた夏祭りの日の雨くらい。
散水していない畑など、本当に砂漠のように乾燥しきってしまった。
日照りに強い作物のさつま芋もご覧の通り葉が赤くなり始めている。
これでも何回かは散水しているのだが、文字通り「焼け石に水」状態です。
ニンジンは何回にも渡る全面散水で何とか息をしているけれど、
いくら水を播いても、根元はやはりサラサラの砂漠状態なのです。
昨日も朝のうちに400リットルタンクを水で満たし、山の畑まで三往復。
今年ほど、小型ツーサイクルエンジンのポンプを有難いと思ったことは有りませんね。
山の畑の帰りには、もちろん下の畑用に再び、タンクを水で満たす。
そして、下の畑二か所の茄子や、ピーマンや、ショウガなどに散水しているのです。
炎天下の午後二時過ぎに、やけっぱち気味で土の消毒とばかりに山の畑を耕した。
すると、暑さと酷使に悲鳴を上げたトラクターはストライキを起こし、ピクリとも動かなくなってしまった。
運の悪い時ってこんなもので、山の畑のもっとも奥のところでの故障。
農器具屋さんに炎天下を駆け付けて頂き、ワイヤーロープでようやく引き出し車に載せる。
このトラクターも無くてはならない大切な子分だけれども、中古を購入して7~8年。
こんな機械は走行距離では無くて、エンジンの使用時間を示す「アワーメーター」で寿命を計る。
わが、大切な「赤いトラクター」もメーターは720時間を越える数値を示しています。
でも、もう何年働けるかも分からないのに、新車にするのも冒険だしなー。
上手く使う人は2,000時間も使い続ける人もいるるとも聞く。
農器具屋さんには、治るようだったら、全体をメンテナンスし、擦り減った大切な鋤、「ブラウ」の交換も依頼。
ま、たとえ治ったとしてもかなりの出費になる事は間違いなし。
いやはや、秋の野菜の時期になると言うのに、雨は降らないし、トラクターは壊れるし、頭の痛いことです。