この春から、無人駅の清掃管理を引き受けた。
契約者名はスベルべママになっているけれど、夫婦で力を合わせて管理する。
我が村は雨不足でピンチです。一昨日も隣の村まで雨が降ったのにわずかな距離のこちらまで来なかった。
スベルべママが春先に植えたプランターの花々は、毎日の散水でようやく息をついています。
これは、多少乗客の足先に邪魔かもしれないけれども、蔓性の「時計草」。
我ながら枯らしもせずに、良く管理していると思う。
プランターは駅前広場側と、ホーム側に10個近く設置。
跨線橋の下で眠っていた、古びたプランターを持ち出し、花を植えたのはスベルべママです。
こんなところにも花を生けたり・・・。
待合室の片隅にも、季節の花を活けている。
跨線橋の掃除も今は、夜の照明に集まる虫たちの死骸ですぐに汚れてしまう。
春先には、夫婦二人で階段部の壁を雑巾で拭きまくったものでした。
他にもトイレを清掃し、ホームの吸い殻、空き缶を拾ったりと作業する。
田舎の無人駅で有り、結構煙草の吸殻も投げ捨てられていますね。
さて、本日も概ね異常無し。管理日誌に記入して帰ります。
不思議な縁ですね、私はこの駅の構内に有った「線路班」に45年前に就職しました。
当時はこの小さな駅にも、駅長を初め、何人かの駅員がいた。
そして、線路班にも10名ほどの職員が働いていた。
昨年の十二月からはなんと、この駅のホームの除雪が冬季の私の仕事となった。
(もっとも、年間を通したパートよりも冬だけのパートを選び、夏は百姓に専念したくて自分から売り込んだのですが)
次いで、春四月からもこの駅管理を委託されたと言うことなのです。
思えば不思議な縁ですね。半世紀近くに亘ってこの駅構内に関係したのですから。
高倉健主演の「鉄道員(ぽっぽや)」程のロマンは無く、広末涼子ほどの美少女も現れない。
でも、朴訥な(と、自分では思っている)スベルべの「鉄道員」の終息としてはこれも良いかな。
なんて思いながら、思い毎日畑仕事と駅管理に、暑い日々も頑張っています。