畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

感激の一日(その2)

2013-10-29 05:20:43 | 食べ物

 材料納品の際に世話役さんから「一時半から講習会開始だけれどもスベルべさんも来ない?」なんて誘われます。
パートから帰ったスベルべママに話をすると大乗り気。
午前中の納品の後には、再度山の畑に行き、ネギの収穫とさつま芋掘りをして置いたままで気になる。

 講習会終了後に山の畑に回収に行ったら良いと覚悟を決めて夫婦で会場へと急ぎます。
途中からの参加で、恐る恐る講習会場に入ると、すでに料理は始まっています。


 綺麗にカットされた白菜ロール。
スベルべは調理に使われる道具にも視線が走ります。


 これは、『トリュフとチャイニーズキャベツのステーキ』の実演。
そうか、白菜の事を「チャイニーズキャベツ」って言うんだな。


 しっかりとロールした白菜を5センチほどにカットして焼きあげ、
トリュフをスライスして乗せて、さらにその上に糸とうがらしをトッピング。


 こちらは、製作中の『Peru風ポテトサラダ』です。
ベースのイエローパンカで色づけされたジャガイモはスベルべ自慢の「十勝こがね」でした。


 『Peru風ポテトサラダ』の完成です。
周りにはこれもスベルべの畑産のリアスからし菜や、紫ニンジンのスライスが。
そうかー、紫ニンジンもこんな風にスライスして使うと緑に映えますねー。


 こちらのサラダもほぼスベルべの畑で採れた野菜で構成されています。


 うーん、どちら側から見ても美味しそうですねー。
今回の講師『NOBU tokyo』の横山料理長は、
参加者の質問に気さくに応じられ、お答えしながらも無駄のない手さばきで料理を作られます。

 店名と、料理長という地位からもっといかめしく構えた方だと緊張して入った講習会でした。
しかし、気さくなお人柄と風貌に優しく丁寧な受け答え。
うーん、さすがに一流の方は受け答え、姿に優しさの中にも人格を感じさせて下さいます。

                       (続く)

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感激の一日

2013-10-29 04:55:03 | 野菜

 昨日も朝から大忙し!スベルべママは午前中パートで不在になる。
一人で薄暗い中をマックスを連れて山の畑に急ぎ、野菜の収穫。

 「越後の台所 すずきち」さんの仕入れの日と、NOBU TOKYO」の料理講習の材料調達が重なった朝でした。
マックスを遊ばせながら、畑を走り回るように収穫して帰宅し、すぐに洗う。
これは葉物類で上からレッドマスタード、グリーンチコリ、リアスからし菜、赤リアスからし菜、壬生菜、千筋京水菜など。


 甘くて美味しい、「アスパラ菜」洒落た別名「オータムポエム」も旬を迎えています。


 大根類も五種類。え?四種類しか見えない?
いえ、ちゃんと五種類ですよ。白い大根が「耐病総太り」と「英才」の二種類なんですから。
それと、「赤大根」「紅くるり」「北京紅芯大根」と勢ぞろいなのです。


 この白い大根二種類は片方の尻尾を切って区別しています。
雪には降ってもらいたくないけれど、でも、雪に会わせた「雪の下大根」が食べたいなー。


 左の少し紫がかった短い大根が「赤大根」そして、右の赤い小さな物が「紅くるり」、
左の真ん中に五つまとまっているのが「北京紅芯大根」です。

 以上の写真が「すずきち」さん用で、この他に里芋などが持ち帰り、仕入れ材料として加わりました。
そして、写真は撮れなかったけれども、NOBU TOKYO」用の野菜が揃います。

 さて、ジャガイモの裏越しを急ぐため、料理講習会の材料は九時半が持ち込みの指定時刻。
「すずきち」さんを見送って、大急ぎで料理講習会の会場へと急いだのでした。
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里芋を掘って見ると・・・・(その2終り)

2013-10-28 04:56:53 | 野菜

 大きな株を起こして、その立派な大きさにある考えが浮かんだ。
このまま、そっと土だけを取り除いたら、里芋の土中の姿を見て頂けるのではないかと。


 そっと、持ち上げて軽トラの荷台に載せ家に持ち帰った。
そして、夫婦二人がかりで水道水を散水ノズルを使って吹きつけて泥を洗い落とし、ヒゲ根を切り落とす。


 ほら、親芋から子芋、子芋から孫芋と言う姿が分かるでしょ。
本当に子沢山で、少子化担当大臣に見せてあげたいような姿です。 


 小さな「孫芋」は醤油味の「煮コロガシ」に仕上げたら最高ですね。
そして、大きめな「子芋」は、ジャガイモの代わりに使って「里芋コロッケ」でも作りましょうか。


 さて、話は全く前後しますが、五月に植えた里芋の「種芋」ってこんなものです。
小さな種芋の先端、先端と言っても丸いお尻のような部分からですが、角のような芽が出ています。


 これは仮植えした里芋の芽ですね。後ろにネギ苗が見えますから。
里芋も、私は直植えせずに、ジャガイモと同じに仮植えして藁を掛け発芽を促進します。

 そして、芽の出方を見て大きさの順に植え付けるのです。下には堆肥をたっぷりと施して。
保存するには、土を洗い落とさないで乾燥させ、土を手で落とすだけで籾殻に埋めたりします。
今年は里芋が豊作で嬉しい年になりました。

                      (終わり)
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里芋を掘って見ると・・・・(その1)

2013-10-26 04:20:44 | 野菜

 暑くて、しかも雨がちだった今年の気候に里芋が大きく育った。
高さはスコップと比べてこれ位。スベルべの背丈ほどの物もある。


 里芋本体を削らないように入念に周囲の土を取り除く。
そして、下周りに慎重にスコップを入れて、株を土から離して引き抜く。 


 ほら、株もとには小芋が顔を覗かせていますよ。
豊作に胸が高鳴る瞬間です。


 これが株の大元、「親芋」と呼ばれる部分です。
通常は食べないのだけれども、この少し硬い部分を好む人もいる。

 我が家でも作っているけれども「タケノコ芋」と言う芋は、この部分が長く伸びる品種。
この親芋を主として食べますが、里芋よりもねっとりとして美味しいものです。


 粘土質の水を含んだ土は軍手をはめた手にもご覧の通り着きます。
この畑は元水田で、スベルべ夫婦が結婚直後に亡父の仕事を手伝い、一輪車で土を運び埋めたところ。
30数年前でも「若いのに、凄いね」なんて近所の人には驚かれた記憶も。


 ほら、籠の中に大きな里芋がどんどんとたまり始めましたよ。
山の畑でさつま芋を掘った帰り道の仕事。

「トーちゃん、雨が来る前に掘ろう」と言うスベルべママの提案で始めた仕事です。
マックスは軽トラの運転席から退屈そうに眺めていました。

                      (続く)
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山の畑でマックスとくつろぐ

2013-10-25 20:20:56 | マックス

 さて、山の畑でさつま芋を掘った時の事。
マックスは掘ってお日様で乾燥中のさつま芋の見張り役。


 一汗かき、シャツを一枚脱いだついでに休憩とばかりに柿の木の下へ。
柿は熟れて食べごろを迎え、熟しつつある色が秋空の青に映えます。


 マックスはこの柿の実が大好きで、時折り柿の木の下に行っては上を見上げている。
「美味しそうだなー、落ちてこないかなー」なんてね。

 もぎ取って一つ上げると早速齧り着きます。
マックスも若かった時は、自分で立ちあがり背伸びをして下枝の柿を咥えて採っていました。


 固い柿も好きなんだけれど、熟し始めた柔らかな柿の実も大好き。
食欲旺盛、健康優良児のマックスは生の大根さえ美味しそうに齧り着きますよ。


 この柿の木は上の娘の誕生記念に植えたように覚えている。
いつの間にか大きく育ち、身を付けるようにはなったが、柿の種類名前は忘れてしまった。


 枝に拠って甘いところと、渋い所ところが混在するスベルべと同じに出鱈目な柿です。
でも、カラスを初めとする鳥類や、ムジナ、タヌキなどの動物たちの初冬の大切な食べ物でも有ります。
いつの間にかこんな風に柿も熟して、朝晩は寒い晩秋の気配が漂うこの頃です。
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