夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

小杉健治著「修羅の鬼」ハルキ文庫

2006-06-25 21:16:26 | 本と雑誌

藩のお留守居役の若い時の女が自分との間に娘を生んでいたらしい 事の真偽を調べてくれと依頼される 平助・次助・佐助の 三人で佐平次って岡っ引きになる兄弟

さらには凶悪な押し込み事件が続き 佐平次親分は 無事に生き延びる事ができるのか シリーズ第4作


「人恋しい雨の夜に」光文社文庫

2006-06-25 01:40:29 | 本と雑誌

日本ペンクラブ編 浅田次郎選 ―せつない小説アンソロジー ―

T・カポーティ作「ミリアム」一人暮らしの女性の前に現れた少女・ミリアム 彼女は何処か変わっていた その異常な言動にヒロインは追い詰められていく ミリアムとは何者なのか 実在するのか 幻想なのか

宮部みゆき作「いつも二人で」美人の幽霊に 体を貸してくれと頼まれ 女装までするはめになる青年 美人幽霊の目的ってね(笑)

芥川龍之介作「蜃気楼」人生も蜃気楼のようなものかもしれない 日常は掴みどころないままに過ぎていくのだ

井上ひさし作「あくる朝の蝉」 孤児院に預けられた兄弟は 夏 祖母の所へ行きたいのだと頼む 本当はずっと一緒に祖母と暮らしたいけれど そう願っていたけれど 祖母の立場を知った兄弟は 孤児院へ戻っていく

なんとかしてあげたい できないものなのか そんな思いにかられます

三浦哲郎作「盆土産」よそで仕事している父が 海老フライを土産にし 揚げてくれた

一緒に暮らせない切なさ 郷愁をそそります

梶井基次郎作「Kの昇天」彼の死は 溺れた事故か それとも自殺であったのか 疑問は解消できたのか

小泉八雲作「日本人の微笑」なぜ日本人が笑うのか 外国人には理解できない・・・

高橋貞一作「平家物語」より

浅田次郎「ひなまつり」母子家庭の少女の夢は

みんな幸福になってほしい 願いを持ってしまう作品です


山本一力著「はぐれ牡丹」ハルキ文庫

2006-06-25 01:12:20 | 本と雑誌

両替商の娘一乃は 危ないところを救ってくれた鉄幹と所帯を持つ 父親の木三郎は勘当を言い渡したものの 娘の事 生まれた孫の事も気掛かりで 占いの白龍に 娘と同じ長屋に越して貰い消息を聞いている 元・大店のお嬢様と思えぬ頑張りで 逞しく生きる一乃

同じ長屋の おあきちゃんが 仕事の出先でさらわれた その家に住む清吉が残した本

偽金

直感だけで一気につっ走る一乃

一乃は おあきを無事に取り戻せるだろうか 鍵屋の松次郎とお加寿若い頃の純情が 今も残っている 今だから素直になれるのかもしれない

いい話がいっぱい 誰か偉い人が出るでなく みんなで助け合い チームを作って 頑張る

一乃さんの面影が 作家の宮部みゆきさんに重なりました