夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ちょっとした好奇心で

2007-01-14 21:36:02 | 子供のこと身辺雑記

ちょっとした好奇心で
ちょっとした好奇心で
ちょっとした好奇心で
無水鍋について調べてみました というのは 母が昔から持っている{アサヒの無水鍋} これが―古い鍋なのでかなりくたびれていますが―とても使いやすいから なのです 焦げにくく ご飯も炊け カレーやシチューも美味しくでき 少量の蒸し物にも重宝します 活力鍋のアサヒ軽金属とつながりがあるのか―も気になるところですが

検索してみると無水鍋幾つかありました ネットでも買えるようです 蓋がフライパンとして使える商品もありました オーブンのようにケーキが焼けるのも その鍋を使った料理のレシピもサイトにありました 暇な時に見ようとパソの お気に入りにいれました

鍋とか台所グッズは何か便利な良い品があるのでは?と 料理の腕もないのに気になります で あと少し広ければ ここにあれ置いて―と妄想を(笑)


「恋模様―千尋―」

2007-01-14 19:42:24 | 自作の小説

“あなたを見つめていたい ただずっと・・・

あなたの傍で生きていたい

愛しています 愛しています

わたしは繰り返す

うけとめられるはずもない想いをおくりつづける

あなたが好きです 好きです

ただ繰り返す”

いい年をして従姉妹の葉宮珠洲香と交換日記している千尋は 時々相手の感性にめげそうになる 珠洲香はいかにも女の子 女の子した 女の子なのだ 母親が娘に欲しいと願い お嫁さんにきてほしいと思うような

千尋はそういう可愛らしさは 持っていなかった 年も同じで一番仲の良い従姉妹ではあったものの

珠洲香ほどではないにせよ 先日結婚した遠矢啓介のことは少し好きだったのだが ただの軽い憧れだ

余り恋愛は得意ではない ―あら いいじゃない―と思っても―きっと彼女いるよね―と始まる前に ひいているので恋に発展しようがない

だから「付き合って下さい」と急に言われた時 「へ?あたしの事ですかい」―と随分間抜けな受け答えをしてしまった

まさかそんな返事が返ってくると想わなかったのか 相手も困った表情に しかし素早い立ち直りを見せ 言った

「奈須さつきの弟で奈須一(はじめ)と言います」

―何を血迷って自分なぞに・・・と千尋は思う

「あの・・・一体あたしの何処が貴方にアピールしたんでしょうか?」

「スピーチが面白かったので」

―あ・・・侮れない―千尋は一を見直した

いい意味での「見直す」でなく ほんま変わったやっちゃで―という目で

“優しいと言えば聞こえはいいですが優柔不断で人任せ 余りに鷹揚で ―それでいいのか・・・おいおい・・・ なんてところもあります 新婦のさつきさんにはおおいに手綱をひきしめていただいて”

それほどうける内容だったろうか

おかしな男だ~と言うのが 三城千尋が奈須一に対して抱いた印象だった

「その人と微妙にずれた反応が面白くて ああ もっと話したい そう思ったんです」と一が言った

ま・・・あ悪い人ではなさそうだ―と 付き合うことにした千尋だが ―何ごとも経験だし―

一の誘いは 渋かった 落語 講談 浪曲

これはデートなのだろうか?と千尋は悩む

世間一般の言うデートとは違うような気がするぞ・・・と

これだと同性の友人と同じなのでは? もしや異性と見られていないのか

さて一には一の言分があるのだが

「映画?」

「見たいのがあるの」 「う・・・ん」

「映画嫌いなんですか?」 一は困った顔になる

「う・・・ん 映画館って暗いでしょ?」

「暗い所 怖いんですか?」 軽く目を見開く千尋に 一は言った

「暗いと悪い事したくなるんだ スケベなもんで」

「はぁ?!」

「寄席とか演芸場は明るいよね それと千尋さんの笑顔が見たかったんだ 笑うと たまんないほど可愛いから」

こんなやりとりで不本意にも千尋の心臓はドキドキした

相手の笑顔が見たいから 冗談を言い続けるなら まだ判る でも そこで何故落語!

あたしより よっぽど変じゃないか~

「何されてもいいってんなら映画館行くよ」

「えっと~一さんは あたしが好きなんでしょうか?」

「うん!」嬉しそうに一が笑う

「じゃスケベ心はしまっておいてね」

「いつまで?」

まるで漫才みたいなやりとりじゃんか こいつは~~~

「と・・・取りあえず一年!」

自棄になって千尋が叫ぶと 一はちょっと哀しそうな目をした

「なが・・・すぎる」小声でぶつぶつ独り言「男として健康に悪いゾ」

「いっそ入院してしまえ!」

やっぱ付き合ってられん こんな奴

方向転換して千尋はスタスタ歩きだす

「千尋ちゃん大好きだぁ~」 ゴールデンレトリーバ―のような目をしたデカい男は 後ろから千尋に抱き付いてくるのだった

「ええぃ五月蠅い汚れる放せ」

「やだい」

「殴るぞ今に」 漫才のような会話 冗談の繰り返し でもって一年後 一が言った 「結婚しよ 一年経ったし」

「はい?」

「一年したらスケベな事していいって千尋ちゃん言ったし なら結婚して おおっぴらにイチャイチャしよう」

ああ その理屈が判らないと千尋は思う

「正直一目惚れ だれ?あの人 そしたら式の司会者が指名してスピーチ

わ~おわおと叫びだしたい気分だった

君が好きなただの一人の男 君の笑顔を見るだけで嬉しい単純な男 そんな男の嫁さんになってくれないかな?」 「はい・・・」以外の返事は出てこなかった 一の勢いに負けたのだと千尋は思っている

しかしそれは シアワセな敗北だ


JET作「悪魔が来りて笛を吹く」角川書店

2007-01-14 01:32:37 | 本と雑誌

JET作「悪魔が来りて笛を吹く」角川書店
JET作「悪魔が来りて笛を吹く」角川書店
2002年12月に初版発行 横溝正史の金田一シリーズを漫画化したもの 帝銀事件をモデルにしたとおぼしい天銀堂での毒殺強盗事件の容疑者として取り調べを受けた椿子爵が自殺した その後 何とも戦慄させる調べと共に椿邸では怪事件が続いて起き ついには殺人が

哀しい悪魔の紋章は 血の涙を流す

何故に我 この世に生まれしか

怒りと絶唱

かつて学生時代に横溝先生作品が続けて映画化され ドラマとなりました

角川文庫の「悪魔が―」の本の表紙は無気味で毒々しく 私は横溝先生の本は たいてい春陽文庫の方で揃え 無い本だけを角川文庫で買ってました 小さくて場所をとらない文庫本 幾ら読みたくても おこづかいでは ハードカバーには 手が出せませんでした

「夜歩く」どんな話なんだろう? お昼をヨーグルト1コにして浮かしたお金で本買ったものです

そんな頃を 横溝先生の名前を見れば思い出します

今は何かと言えば差別用語とされ 表現が逆に不自由になってしまった時代のように思えます

昔の私へ

人生 思ったようには ねがったようには いかないね

遠い昔 真剣に必死に生きてた私へ ごめん・・・


高橋よしひろ作「銀牙伝説ウィード」43巻 日本文芸社

2007-01-14 00:12:57 | 本と雑誌

高橋よしひろ作「銀牙伝説ウィード」43巻 日本文芸社
北海道を主な舞台に ロシアから流れてきた軍用犬と 奥羽軍の仲間が戦うあれやこれや編

ウィードが恋に惚けている間に ウィードの父や仲間達は絶体絶命の危地にいた

ロシア軍用犬の卑劣なリーダー へ 一矢報わんとする義理を知る犬元ロシア軍用犬のマクシームだが・・・

長いシリーズです 矛盾など ツッコミつつ読んでも(笑)


冬乃郁也作画「王の男」角川書店

2007-01-14 00:03:58 | 本と雑誌

冬乃郁也作画「王の男」角川書店
映画「王の男」の漫画化作品です

王と愛妾を滑稽に表現した芝居で 評判となったチャンセンとコンギルのいる一座は しかし咎められ捕らえられる

「王が笑えば罪はないはず!」 チャンセンの命をかけた訴えは通り 王の前で芝居をすることに

女性よりも美しいコンギルの必死の機転で 王の笑いを得るが

彼らを捕らえた大臣チョソンには別の思案があったのだ

王はコンギルを気にいった

王の側室ノクスはコンギルへ嫉妬し 陥れようと企む

チャンセンはコンギルを庇い 罪人となる

王を快く思わない重臣達は 行動を起こし

王の孤独と絶望に触れたコンギルは 自分の為に目さえ奪われたチャンセンと 生まれ変わっても同じ芸人となり 芝居をしたいと願うのだ

映画とは また違った世界がここにあります 漫画を読んでから 映画を見にいけば 判りやすくていいかもしれません