2002年4月22日生ー2013年9月13日 金曜日の夜7時半 秋田犬のラン 死にました
飼い主孝行の犬は 最期まで お利口さん 連休にかからないように 土曜日の午前中に焼き場へ連れて行けるようにー
夜 私が姑の家から帰ってくるのを待っていたように 死にました
今 お線香をあげています
弱っていて食べるものも 食べられるものもどんどん減ってきて ひき肉 今朝は焼き豚 スライスチーズ 豚ばら肉とかは 食べてくれて
小さな頃から 家に犬が居なかったことは無いのだけれど
たいがい死なれるのには慣れているつもりだけれど
冬までは持たないと覚悟はしていたのだけれど
ランの血統書を取り出して 父犬の毛色が白 母犬の毛色が虎
ああ ランは父犬似だったのだなと
ランが家に来た時は 子供達はまだ小学生でした
以前いた犬が死んで
他にまだ飼っている犬はいたのだけれどーやはり一匹足りない喪失感に 亡くなった母も娘も私も耐えられなくて
娘がシベリアンハスキーを欲しがって ネットとか心あたりのペットショップで捜したらー一匹見つかりましたが タッチの差で売れた後 でも他の犬種でいいなら大型犬の仔犬がいますーということで お店まで行きました
その頃はゴールデン・レトリバーが流行っていました
娘は私が持っていた漫画の単行本「動物のお医者さん」が好きで チョビと同じ犬種のシベリアンハスキーが欲しいと思っていたのでした
お店にいたのはゴールデンレトリバー秋田犬 白い秋田犬の仔犬はクマのぬいぐるみのようでした
母方の祖父が秋田犬を飼っていました 祖父は私が産まれる前に亡くなっているので その秋田犬のエスのことを 私は母や父から話を聞くばかりだったのですが
お店でケーキを入れるような紙の箱に入れてもらって その白い秋田犬の仔犬を連れて帰りました
車の中では箱ごと娘がずっと抱いていて 帰宅したら おしっこさせることもあり庭におろしました
と最初は土に戸惑ったようだった仔犬は こわごわ土の上を歩き やがて嬉しそうに走りだしました
ああこのコは土を知らなかったのだと思いました
ちょっと大きくなるまでは お座敷秋田として家の中に置いていました
賢い いい犬でした 他の犬には優しくて
娘が馬乗りになっても怒らない 耳を引っ張っても
秋田犬は噛みつくとか話を聞きますが 家族には穏やかで優しい犬でした
思い出はいっぱいあって
今となっては ごめんと有難うしかありません
離れて暮らす娘には ショックを受けてはいけないから こちらへ戻ってくるまで ランが死んだことは知らせずにおきます
明日 長男と焼き場に連れて行ってきます
今夜はランのお通夜です 賢く優しかった犬の